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向田邦子さんの食べ物のエッセイに「もったいぶって手順を書くのがきまり悪いほどの単純なもの」という一節がありましたが、これも同様で、ソルダム酒を作りました。
材料は
ソルダム 1kg
レモン 4個
氷砂糖 400g
ホワイトリカー 1.8 ℓ
ソルダムは縦に2カ所の切り込みを入れ、氷砂糖、皮をむいて半分にしたレモン、ホワイトリカーを瓶に入れて漬け込みます。約3ヵ月で熟成。果実はこの時点でのぞきます。
『豆腐屋の四季 ある青春の記録』を読みながら、三浦しをん『月魚』を読み終えて、
思いを強くすることがある。
『豆腐屋の四季…』が書庫に収まってしまっていることがとても惜しい、ということだ。
書棚に並んでいても、縁なく終わる本は山とあるわけだが、書庫には良い本がたくさん眠っているんだろうなあと日頃思っている。
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古書店「無窮堂」3代目当主・本田真志喜(24)と、幼いころから兄弟のように育った同業界に身を置く瀬名垣太一(25)。
35000冊の蔵書の査定依頼を受けた瀬名垣と真志喜。寄贈か売るかでもめる遺族に、
真志喜は言う。
「図書館に入ってしまったら本は死んでしまう。流通の経路に乗って、欲しい人の間を渡り歩ける本を、生きている本というんだ」
「図書館の蔵書になったらカバーも函も捨てられ、無粋な印を押され、書棚に並べられればまだよいが、下手をするとずっと書庫に収められたままですよ。チャリティーバザーのときにただも同然で売りさばかれるのです」
「ろくに目録もつくらず、バザーや廃品回収業者に安く払い下げられ、そういう本が古書市場に流れてくる」
文章に作品に、色気がある。キャラクターが魅力だ。
心情に葛藤あり、融和ありのドラマがあって、自分を見つめ、相手を思い、官能の色も濃く? 想像の余地があって余韻が残る。
しをんさんの世界だろう。
二人の間におきたある出来事、それによる二人の関係の展開。本当はどうだったんだろう…なんて。
大きな事件も場面転換もないけれど何度か読み返したくなる、こくと香りの深みにはまる。
お元気そうで何よりです。
若い頃から、どちらかというと、夏は苦手だったのですが、最近、かなり動きが鈍くなりまして、一日中、冷房の中で、ボーっと過ごしてしまいます。
kei様お手作りの「ソルダム酒」など味わいながら、読書三昧な日常に憧れますが、まぁ、怠けものの私には似合わないですよね。
先日、久しぶりに、暑い暑~い東京に出かけましたが、いやいや、あんなに好きだった都会に疲れを感じるようになっていましたよ。
我が家の小さな庭の「雑草取り三昧」な日々が、一番、私に合った生活になったようです。
暑さには負けずにボチボチと頑張りましょう。
いつも格調高い文章のブログに感銘受けながら拝読しています。向田邦子さんの、その言い回しを私もよく覚えています。若布の油炒めなど、簡単だけれど美味しい料理を拝読して、実際に作りました。ご健在なら「ままや」も存在してお料理披露されたのではと、残念でなりません。
ソルダム酒作りたくなりました。 なおとも
運動不足が気になるこの頃、4時過ぎてから歩きに出ました。
まだまだ暑い暑い! 背中が焼けそう!!
午後7時で34度です。せめて陽が沈まないと無謀ですね。
新幹線を下りてプラットホームで「東京~東京~」のアナウンスを聞きますと、
自然と気持が高揚したのを覚えています。
実家もなくなりました。
息子が住んでおりますが、行こうかなあ、でもなあ…となかなか思い切れません。
あまり頑張りすぎないように、お大事にお過ごしくださいね。
限界の一歩も二歩も手前でヤメトコ主義の私、なんでもテキトーに暮らしております。
ネクタリンでしてみようと思ったのですが、良いのがなかったのでソルダムで。
レシピなんてものではありませんよね。
らっきょうを生醬油に漬けるだけというのを真似てみましたが、辛くて口に合いませんでした。
先日「ゆでたまご」を取り上げたコラムを目にして、読み直したばかりです。
食べ物でのエッセイも深いですね。
そしてどこかで私自身に触れるものがあります。だから好きなのかしら…。