Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

スリランカでアーユルベーダのはずが 7

2007-10-23 01:23:15 | 南アジア
バーベリン・ビーチ・リゾートで

ウェリガマのレストランは建物の3階にある吹き抜け。
 朝は特に気持ちがいい。 
 席は滞在中フィックスされ、食事の指示を書いた札が置かれる。
↑は朝食。薬草のスープと赤いハーブティーが毎朝出た。

同じ棟の一階奥がアーユルベーダの受付。その手前にはゆったりしたロビーがある。
 
 テーブルの上にはこんなかわいいチェスのセットも。

敷地の突端は崖になっていて波際に降りることができる。
 がベルワラに比べてこちらは波が荒いので、海で泳ぐことはできない。そのためこちらにはプールがある。

ホテルのあちこちに花を浮かべた水瓶  
 長い廊下は夜きれいだ 

 ホテルのオーナー氏とそのお姉さん。バーベリンは家族経営で、津波にあったベルワラの方は妹さんがオーナーをしている。そしてお姉さんは実は国連の難民弁務官事務所にお勤め。年末で帰省中に津波が起こった。そのためホテルでは寄付金を集めたり、近くの村へ行くボランティアを集めたりと本領発揮。寄付金は短期間にかなりの金額が集まったようだが、すべて村のお寺に預けて必要なものを買ってもらうようにする、と詳細な報告が掲示されていた。さすが仏教国スリランカ、村の中心はお寺らしい。

津波で犠牲になった人たちの供養のため法要も行われた。
 若いお坊さんばかりだったが、とても丁重に扱われていたのが印象的。

大晦日の晩には年越しのブッフェ。
 津波にあったことなど忘れる豪華メニュー。
 ウェイターさんたちも嬉しそう

元旦の夜はこんなテーブルセッティング
 
 
スリランカ料理の夕べでおいしかった。

こんな具合に快適に過ごしているうちに1月2日、帰国の日が来た。

飛行機は夜中の出発だがコロンボまで何時間かかるか分からないということで、昼食後、夕食用のお弁当と枕をお土産に持たされてホテルの人たちとお別れ。
 津波被害のひどい町を通り、
 きれいな夕焼けや蛍に送られて、6時間半かかってコロンボの空港に着いた。

チェックイン・カウンターでヘロヘロのチケットを渡し、津波にあったので、と言うとカウンターの中にいたスリランカ人たちがみんなで、「大変だったねえ、無事でよかったねえ」と大喜びしてくれた。
出国審査のおじさんも湿ってべろべろのパスポートを、わかってる、と一つうなづいてスタンプを押してくれた。

そんなわけで一生一度(じゃなかったら困る)の大天災遭遇体験、スリランカの人々にはいくら感謝してもしきれない。バーベリンのすばらしい対応は言うに及ばず、リゾートの外の人たちもみんな親切でやさしかった。被災地でも自分の見る限り略奪などまったくなく、みんな助け合っていた。

その後、ベルワラのバーベリン・リーフ・リゾートも無事に再建されて営業を開始したとニュースレターが届いた。スリランカには恩返しの意味でもまた行かねば、と思いつつ、いまだ果たしていない。

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コメント
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