田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌市近郊スキー場巡り №4 スノークルーズオーンズ(小樽市)

2024-01-09 20:21:29 | スポーツ & スポーツ観戦
 バラエティに富んだコースがコンパクトにまとまったオーンズは今の私に適したスキー場なのかもしれない。近年、一日に15本も滑ったことは記録的なことである。心地良い疲れを感じながら帰途に就いた私だった。
  
  ※ スノークルーズオーンズのスキー場ロッジです。整ったロッジでした。

 昨年に引き続き「札幌市近郊スキー場巡り」を続けることにした。趣旨はスキーの楽しみにスキー場の形状によって楽しみ方が違ってくるところがあることから、札幌市以外のスキー場も訪れ、その魅力を探ってみようと思ったからだ。
  
  ※ クワッドリフトの乗り場です。4人乗りなので待ち時間が短かった。

 昨年は、①石狩平原スキー場(当別町) ②ダイナスティスキーリゾート(北広島市) ③北長沼スキー場(長沼町) の三つのスキー場を巡った。今年は小樽市、岩見沢市のスキー場を巡ろうと思っているが、果てしていくつのスキー場を訪れることができるだろうか?その手始めとして本日、小樽市の「スノークルーズオーンズ」を訪れた。
  
  ※ 正面の斜面は中級者向けのサンシャインコースと名付けられていました。

 実はスノークルーズオーンズに私は過去に一度訪れたことがありました。記録を調べてみると、それは今から14年前の2010年11月11日のことでした。その様子についてはこちらをご覧ください。☞(いや~、私の技術ではどうしても2010年の投稿文を貼り付けることができません。申し訳ありませんが、もしご興味のある方は検索してみてください。お願いします。)
 さて本日訪れた「スノークルーズオーンズ」の概略を説明すると、リフトはペアリフトとクワッドリフト(4人乗り)の2機体制だった。コース概略は下図のとおりで、とてもコンパクトなスキー場である。  
※ スキー場で入手したスキー場案内の一部です。

 札幌から小樽に向かう国道5号線沿線には、テイネハイランド、朝里川温泉スキー場、小樽天狗山スキー場と比較的大きなスキー場が多い中では小ぶりなスキー場である。その中でここまで生き残ってこれた秘密は何なのだろうか?という思いでスキー場に向かったのだが…。
 その秘密は前述したようなことのようである。そして、二つのリフト共に待ち時間がほとんどなく乗れるところも人気の秘密のように思われた。
 今日は生憎の雪模様のために、山頂から望めるはずの日本海はまったく望めなかったが、晴れた日には眼下に日本海が望めるのも魅力の一つである。
  
  ※ 晴れていれば、前方に日本海が広がっているのですが…。
 私は今日二つのリフトを駆使し、全てのコースを滑ってみた。年齢相応に体力、技術共に衰えを自覚しているので、上級者コースの「ダウンヒルコース」には不安があったのだが、コブ斜面となっていなかったこともあって2本ともスムーズに滑り終えることができホッとしたところだった。その他の斜面は推して知るべし(?)といったところか。

  
  ※ 左手の斜面が上級者用の「ダウンヒルコース」です。 

 当初は7~8本も滑ったらもうアップアップではないかと思っていたのだが、少し頑張ったところ15本も滑ることができたことに満足している。それでも購入した4時間券を1時間ほど余して終えたのだが…。
さて、今シーズンは小樽市、岩見沢市のスキー場を何ヵ所訪れることができるであろうか??
  
  ※ スキー場では各所でスキー教室で展開されていました。

【スノークルーズオーンズ 概要】
◇〒047‐0265  小樽市春香町365番地
    札幌から小樽に向かう国道5号線の銭函中心地を過ぎたあたりの左手に「SNOW CRUISE ONZE」の看板が見えるが、そこを左折し、道なりに進むと(500mくらい?)スキー場に到着する。
 ◇ペアリフト   1本    
  クワッドリフト 1本
 ◇リフト券   シニア券(4時間) 2,900円   


散々だった初滑り in 藻岩山スキー場

2024-01-05 17:01:33 | スポーツ & スポーツ観戦
 今シーズンの初滑りをまずは足慣らしにと藻岩山スキー場に出かけたが…。生憎のみぞれ混じりの雨が降り注ぎ、スキーは滑らず、スキーウェアはベチャベチャに濡れ、早々に退散する羽目となってしまった…。

 今シーズンは異常なほどに降雪が少ない。近隣のスキー場の情報を見ると、ほとんどがまだ緩斜面しか開放していない。(郊外の本格的なスキー場は全面オープンしているところもあるようだが)例年だとスキーシーズン真っ盛りだというのに…。
 そのことが私の心をざわつかせ、「まずは足慣らしに」と思い、私の家から最も近い「ばんけいスキー場」に向かった。ところが!一本しか稼働していないスキーリフト乗り場には長蛇の列ができていた。私が見たところ、一度リフトに乗るために30分くらいは待たねば乗れないような状況だった。「これじゃ、楽しむことなんかできない」と即断して、同じく市内から近い「藻岩山スキー場」に向かった。
  
  ※ ばんけいスキー場のリフト乗り場は写真に納まらないほど長蛇の列ができていた。
 藻岩山スキー場も第一リフトしか稼働していないことは分かっていた。その第一リフトの斜面はまったくの初心者向けの緩斜面だったのだが…。スキー場に着いてみると、リフト待ちはばんけいスキー場ほどではなかった。
  
  ※ 藻岩山スキー場のレストハウスはお世辞にも立派とは言いかねる古い施設です。
 さっそく久しぶりにあの硬いスキーブーツに足を入れ、準備を整えてゲレンデに立った。ファミリーゲレンデと称される緩斜面では冬休み中の小学生低学年向けのスキー教室がゲレンデいっぱいに展開されていた。第一リフトは、単座のリフトとペアリフトが並行して運転しているため、比較的スムーズに乗ることができた。
  
 ※ 第一リフトは、単座とペアリフトが並行して運行しているため比較的スムーズでした。
 ところが!コンデイションは最悪だった。市内を走っている時は雨模様だったのだが、少し標高が上がったスキー場では雨がみぞれに変わっていた。みぞれはスキーウェアに付くと雨と変わりはなかった。リフトに乗っている間にウェアはベチャベチャに濡れてしまった。
  
  ※ 緩斜面が続くファミリーゲレンデです。ゲレンデ内は賑わっていたのですが、写真では閑散としか見えませんね。シャッターチャンスを間違ったようです。
 ゲレンデの方も最悪だった。緩斜面の上、湿り気をたっぷり含んだみぞれが降っているとあってスキーはまったく滑らない。スキー教室の合い間を縫って3本滑るのが限界だった。ウェアはずぶ濡れ…、斜面は滑らない…。
 私は早々に退散することにした。
  
  ※ スキー場の上部に向かうリフトは全て運休です、早く運転ができる状態になってほしいものです。
 散々な初滑りだったが、それでも硬いスキーブーツに足を入れたこと。滑らないとはいえ、曲がりなりにもおよそ一年ぶりにスキーで滑る感覚を味わえたことをヨシとしたいと思っている。
 さあ、今シーズンはいったい何度スキー場に向かえるのだろうか?それにしても一日も早く本格的なスキーシーズンが到来してほしいものである。

レバンガ北海道 勝つには勝ったけれど…

2023-12-24 21:09:54 | スポーツ & スポーツ観戦
 今シーズン初めてレバンガ北海道戦を観戦した。不振が続くチームだが今日は対京都ハンナリーズになんとか一矢を報いることができた。しかし、残念ながら前途はけっして明るくない。健闘を期待しているのだが…。

 私は「スポーツは生ものだから…」とよく言うのだが、戦いが終わって時間が経ってしまうと興味を削がれる。他の話題はおいておいても観戦したばかりの試合をレポすることにする。
 本日午後、「北海きたえーる」でBリーグの対京都ハンナリーズ戦があり今シーズン初めて観戦した。と言ってもチケットを購入して観戦したのではなく、購読している北海道新聞の販売店が提供する観戦チケットに応募して当選したからである。
   
   ※ 対戦前の両チームの練習光景です。
 当選チケットはレバンガ北海道のホームゲームの中から希望の試合を観戦できるというものだった。レバンガ北海道は毎シーズン苦戦が続いているが、今シーズンは特にその傾向が強いと見ていた。何せ昨日までの戦績が5勝18敗で東地区8チームの中で第7位と低迷している。私はできるならレバンガ北海道が勝利する試合を観戦したいと思っていた。
   
   ※ 試合開始のティップオフの場面です。
 検討したところ昨日と本日対戦する「京都ハンナリーズ」は西地区で8チーム中最下位に沈んでいるチームである。私は「京都ならあるいは勝てるのでは?」と考え観戦を決めたのだ。ところが、昨日の対京都戦にレバンガ北海道は69対86と完敗したのである。「これは本日もダメかもしれない」と思いながら「北海きたえーる」に向かった。   
 昭和男の私はいつも思うのだが、最近のプロスポーツは野球やサッカーもそうだが試合前の演出が過剰に思えるのだが、バスケットは特にその傾向が強く感じられる。今日もチームの不振など関係ないがごとく派手な演出の中試合が始まった。
   
   ※ 対戦の合間合間ににはこうした演出が数多く見られました。
 試合は不振の両チームを象徴するように両チームともにゴールを外しまくる試合展開となった。私が記録したメモによると試合開始から4分を経過して1対3というロースコアの出だしだった。試合展開の激しいバスケットボールの試合で4分間も闘って1点しか取れないとは、いかにシュート成功率が低いかを物語っている。試合は後半になってレバンガ北海道の選手たちのシュート成功率が上がってきたこともあり、下記のような経過を辿り逆転で勝利し、今季5勝目を手にすることができたのだが…。
  第1クォーター  12  対 19
  第2クォーター  24  対 14
  第3クォーター  24 対  11
  第4クォーター  21  対 20       
    合 計     77  対 64
 一見完勝のようであるが、実際は京都のシュート成功率が試合を通じて上がってこなかったことがこのような試合結果に繋がったのではないかと、私は見た。
   
   ※ レバンガ北海道の勝利が決定した瞬間です。
 レバンガ北海道の苦戦がなぜ毎年続くのかと考えると、それはチームが高給をとるような優秀な選手を獲得できていないところ行きつくように思える。その要因は多々考えられるのだが、同じような環境下にある「コンサドーレ札幌」がこのところJ1の中位に踏みとどまっていることが注目される。経済的にはコンサドーレもけっして安泰ではないと思うのだが、ここ数年上位チームに伍して健闘している。その要因はチームマネジメント力の違いではないかと思うのだがどうだろうか?
   
   ※ 試合結果を告げるスコアです。

 難しいことは良く分からないが、Jリーグに比べてBリーグはプロ化されてまだ日が浅い。一日も早く多くの優秀なマネージャーが育って、レバンガ北海道を導いてほしいと思うのだが…。(スポーツのことなら多少は蘊蓄を述べることができるのだが、今日は長々と綴ることは止めることにした) 

鮮やか先制!逃げ切り成功!日本ラグビー!

2023-09-29 19:21:19 | スポーツ & スポーツ観戦
 本日未明(日本時間)に対戦したWCラグビー日本 vs サモア戦は、日本がたえずリードする展開で、後半サモアの猛迫を受けながらも凌ぎきった。これで予選プール2勝1敗とし、8日後の10月8日(日)準々決勝戦進出をかけて格上アルゼンチンと対戦する。
 
※ サモアの猛攻を懸命にしのぐ日本の守備です。
 本日朝、午前4時キックオフの対サモア戦をテレビ観戦するため眠い目をこすりながらテレビの前に座った。
 今大会前における日本ラグビーは大会直前のテストマッチなどで1勝5敗とあまり芳しくない戦績に終わり、WCラグビーフランス大会を前に暗雲が立ち込めていたように見えた。
 しかし、日本(世界ランキング14位)は本番にきっちりと調整してきたようである。世界戦ランキング下位のチリ(22位)にはきっちりと勝利し、強国イングランド(5位)には一時あわやという試合展開で善戦していた。今朝のサモアはランキング上では12位と日本より上位であり体格も日本を上回っていたが、日本は臆することなく3トライをゲットして28対22で勝利した。
  
※ ベテランのリーチ・マイケルはまだまだチームの中心として奮闘していました。
 ラグビーという競技について、レフリーが仲介する場面が多く、私は良く理解しているとは言い難い競技である。もちろんコンタクトスポーツであるラグビーの場合、怪我をする危険性が多く、レフリーが介在しないと成り立たない競技であることも事実である。
 今回の対サモア戦について、ラグビー経験者の某解説者が「事前の対策、そしてチームとしての意思統一」が勝因だと語っていた。試合後半、サモアは一人が退場処分となって14人で戦っていたにも関わらず日本を圧していた。日本選手のスタミナがやや心配である。
 さて、準々決勝進出がかかった次戦対アルゼンチン戦であるがランキングは9位と格上であり、WCの実績でも日本よりもずっと上である(過去に3位になったこともある)。苦戦は免れまい。しかし、相手を研究し、対策を十分に練ったうえでチームとして戦術を統一して当たることで道が開けないことはない。ここは善戦ではなく、日本の勝利を期待したい。
 ラグビーという競技を良く理解していないと前述した。しかし、ラグビーのようなコンタクトスポーツは観ている者の血を熱くする。手に汗握る大一番をできれば多くの人たちと一緒に応援したいと思う。札幌では次戦の対アルゼンチン戦を札幌ドームでパブリックビューイングを行うという。そこへ出かけて札幌の人たちと一緒に応援したいと思うのだが、時間を考えると「どうしょうかなぁ…」と迷うところである。10月8日まで大いに迷おうと思っている。
 ※ 掲載した写真は全てウェブ上から拝借したものである。

コンサドーレの快勝を見届けました!

2023-09-02 21:52:32 | スポーツ & スポーツ観戦
 実に7試合ぶりの勝利である。長い、長~いトンネルからようやく脱出できた対ガンバ大阪戦での4対0の快勝だった!私にとっては実に久しぶりのサッカーJ1観戦だったが、幸運にも久方ぶりのコンサの勝利に付き合うことができた!
 
 ※ こんな試合結果を誰が予想したでしょう?胸のすくような快勝でした!
 今日は当初、JRヘルシーウォーキングの「いつでもウォーク」で千歳市のコースを巡ろうと計画していた。しかし、気温がいまだに低くならず夏模様のために「無理することは禁物」と考え、もう少し気温が低くなるまで待つことにした。
 そこでスケジュールが空いたことから、急遽札幌ドームで午後1時キックオフのJ1リーグのコンサドーレ札幌 対 ガンバ大阪戦を観戦することにした。このところサッカー観戦からはすっかり遠ざかっていた。道外の試合までとはいかずとも、札幌で行われる対戦のほとんどを観戦していた60代半ばの頃が懐かしい…。やはり年齢と共に、ドームや厚別競技場まで赴くことが億劫になってきて、TV観戦が主となってきた。
 
 ※ 両チームのスターティングイレブンです。
 コンサの観戦はシニアに優しい。当日券で「シニア券」という嬉しい券種(1,500円)があるのだ。その席はアウェイ側の応援席の直ぐ隣だった。つまりゴール裏というあまり良い席とは言えないのだが、安価なのだから贅沢は言えなかった。        
※ 私の席から見た札幌ドーム内のピッチです。
 札幌ドームは空調が効き、快適な環境での観戦となった。ただ、ガンバ大阪のサポーターが異常に元気で、大音声で声援を送り続けるのだが、札幌のサポーターもそれに負けじと大声援で応援を続けるものだから、大音響が響き渡る中での観戦となった。(観戦数は13,000人余りと発表があった)
 
 ※ 最も熱く応援をし続ける札幌のサポーター席の応援風景です。
 試合は開始当初から札幌が押し気味に進める中、開始13分にタイからやってきたスパチョークが個人技で幸先よく先制点をゲットした。その後も、何度か札幌は惜しいシュートを放つが決めきれないまま前半を終えた。追加点が取れなかったことで、これまでも勝ち切れなかった試合が多いだけにやや不安を残した前半戦だった。
 
 ※ 札幌のサポーターに負けずに熱い声援を送り続けたガンバ大坂の応援席です。
 後半に入っても札幌の攻勢が続き、後半開始14分にまたもスパチョークがこぼれ球に反応して2点目をゲットした。2点目が札幌に入り、かなり安心しながら観戦することができた。(2対0が最も危険な点差とも言われるが…)ここから膠着状態が続いたが、あまりヒャッとする場面はなかったと記憶する。そして後半44分、今度は韓国選手のキム ゴンヒが決めて3対0とし時間的にも安全圏に入った。続いて後半遅くに交代として入った浅野選手がロスタイムにさらに追加点を決め、なんと予想もできない4対0という快勝!大勝!だった。
 
 ※ この日の札幌の殊勲者のスパチョーク選手です。
 ガンバ大阪はけっしてこのところ不調ではなかったはずだ。7月から戦績を見ると4勝2敗2分だったのだから…。対する札幌は1勝5敗3分だったのだ。
 これだからサッカーは分からない。いくら不調でも「次こそは!」と期待してしまう。大歓声の中での観戦は、やはりTV観戦とはまったく違うことを改めて実感した。
 「スタジアムへ行って観戦しよう!」と気力が沸いたときには、またスタジアムで観戦したいと思う。

大谷翔平選手賛歌

2023-04-09 18:24:34 | スポーツ & スポーツ観戦

 WBCにおけるMVPの受賞を機に、日本はもちろんのこと、MLB(メジャーリーグべ―ボール)においても、さらには世界のスポーツ界においても、大谷翔平の名は今や世界でも最も有名な野球選手となった観がある。そんな大谷翔平選手について考察してみたい。

      

 私の身体の方は順調に(?)老化の一途を辿っているようだ。過日、木曜日朝に近美前の歩道の清掃ボランティアに取り組んだのだが、私は他の方と違い低木の間に絡まっている枯葉を取り除く作業を担った。この作業は膝を折ってしゃがんだり、立ち上がったりの連続動作を伴う作業だ。つまり、作業をした1時間余り私はスクワットをし続けたことになる。すると、翌日から激しい筋肉痛に見舞われた。金曜は「西岡公園おさんぽガイド」には何とか参加できたが、土曜、日曜とまったく何をする気にもならなかった。

 まったくもって歓迎せざる “老化” は順調に進行しているようだ。そのためブログのネタに尽きてしまった。家の中でブラブラしていた私だが、暇に任せてスマホをあちこちと検索していたところ、韓国の新聞「朝鮮日報」に韓国の哲学者で経済社会研究院専門委員という方が「大谷翔平に見る仕事を通じて幸せになる道」と題する寄稿文を目にした。日本を、あるいは日本人をバッシングすることが国是のような国の新聞が大谷翔平選手を礼賛する記事を掲載したことに驚きを感じながら読んでみると、一考に値する文章が載っていた。少し長いが興味のある方は一読していただきたい。

   

 大谷翔平は記念碑的な選手だ。投手と打者を兼ねる野球選手が両方とも卓越した成績を残すのはベーブ・ルース以来、初めてのことだ。スポーツが高度に発達した今日ではさらに難しいことだ。時速160キロ台の剛速球を投げる先発投手であると同時に、本塁打を量産するクリーンアップでもある超スーパースターが登場し、日本をWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)優勝に導いた事件を前に、全世界の人々が熱狂している。

 「大谷シンドローム」は何も彼の実力だけを言うのではない。全ての人に親切で優しく、真剣に自らを磨く求道者のような姿が、野球ファンを超え一般大衆にも新鮮な感動を与えている。同僚たちが下品な話をすると眉をひそめ、酒は一滴も飲まない。野球選手として活動し、より良い成績を残すためにトレーニングすることが最大の幸せだからだ。「日々足りないものが見える。もっとうまくなれると感じさせてくれる。今もやらなければならないことが多いというのは本当に幸せなことではないかと思う」

 大谷の頭の中には野球しかない。一日中野球をしたり、練習をしたり、野球が上手になるためのトレーニングに励む。他人から見るにはあまりにも面白くなく単純な人生だが、本人は常に充実した幸せの中で生きている。しかし、よく考えてみると、このようなことは何も大谷に限ったことではない。国手として知られるイ・チャンホ九段は「職業が囲碁、趣味も囲碁」だった。一生絵を描いていたアンリ・マティスは晩年、がんによる闘病で筆が使えなくなると、今度ははさみを持って折り紙を切りながら美術作業に専念した。彼らの共通点は明らかだ。自分が愛するある分野にすっかりはまったまま、「没頭」(flow)状態で一生を生きたのだ。(中略)

 ※ 文中の「国手」とは、韓国における囲碁の名人を指す言葉。また「イ・チャンホ九段」とは、韓国棋界の伝説的な棋士で世界棋戦優勝21回という記録を誇り、1990~2000年において世界最強の棋士と言われた人だそうです。

 世界中の人々が最も愛するスポーツマン、大谷翔平に戻ってみよう。彼はなぜ投手と打者を兼ねる、いわゆる「二刀流」の道を歩んでいるのだろうか。もしかしたら、野球にもっと没頭するために自らに大きな負担を掛けているのかもしれない。幼い頃から同年代に比べてずば抜けた体格、体力、技術を持ち合わせていただけに、片方だけに専念していたら野球がつまらなくなって没頭できなくなる恐れもあったかもしれない。

 幸せへの道は単純だ。私に与えられた仕事を、私が今できるものよりも少し難しく、もう少し一生懸命にすることだ。誰もが大谷のように成功するわけではないが、大谷のような幸せを味わうことは不可能ではない。働く人、仕事を通じて幸せになりたい人のための、真の労働改革が切実に願われる理由だ。

 読んでいただいてお分かりと思うが、筆者は大谷選手の成績、野球に取り組む姿勢、人間性を直視し、そこから「仕事とは」、「幸せとは」ということを考え、省みることを読者に訴える文章となっている。

 

 日本のマスコミ界においても大谷礼賛の嵐は収まるところを知らない。それはWBCに続いて、MLBが開幕しても大谷選手の活躍が止まらないところにあるからだろうが、もはや彼の一挙手一投足が日々の話題となっている。それに接する私も含めた多くの日本人は彼の話題に頬を緩め、彼の虜になっている。

 大谷選手は今、野球選手としては最高の時を迎えていると思われるが(いや、彼のことだから、その最高の時を長く続ける努力を欠かさないと思うが)、彼はきっと私たちの想像を超える活躍をしてくれるのではないかと夢見させてくれる。

 私は大谷選手の活躍に一喜一憂している一人のファンであるが、朝鮮日報の記事は彼の活躍から自らの生き方を考えようと問うている。「少し難しく」「もう少し一生懸命に」…心に刻みたい言葉である。

 私の今の願いは、大谷選手が身体の故障だけはしてほしくないということだ。スポーツ選手にとって身体の故障は付きものとも言われるが、それだけはけっして遭遇しないよう万全を期してシーズンをまっとうしてほしいと願うばかりである。


WBC優勝!おめでとう!栗山ジャパン!

2023-03-22 16:35:08 | スポーツ & スポーツ観戦

 “栗山ジャパン” とタイトルでは表記したが、本音では “大谷ジャパン” と表記して良いほどの大谷の活躍ぶり突出していたと思う。今回のWBCはまさに大谷の、大谷による、大谷のためのWBCだったように思えるほどの大谷翔平の一挙手一投足が注目された大会だった。         

 WBCの侍ジャパンの戦いについては、毎日の投稿の中で付け足しのような形でレポートしてきたが、最高の形で大願成就を果たしたのだから、本日くらいは真正面から取り上げることにしたい。

 いや~、昨日の準決勝、対メキシコ戦も痺れたが、本日の決勝戦の対アメリカ戦も別の意味で痺れた対戦だった。

 試合は結局3対2というロースコアの戦いだった。日本はアメリカに先制点を許したが、すぐさま逆転して3対1と日本リードのまま試合が進んだが、アメリカの強力打線を日本投手陣が継投で凌ぎながらの試合展開となり、日本は追加点を取れないというヒヤヒヤドキドキの連続だった。本日の勝利の最大の要因は、日本のストロングポイントである投手陣の頑張りにあったと思う。今永→戸郷→高橋宏→伊藤→大勢→ダルビッシと繋ぎ、ダルビッシュが本塁打を被弾したが、1点リードのまま何と初の抑え役を担った大谷に繋いだところが勝因の第一だった。大谷は四球で走者を出したものの、三人できっちりと抑えて見事に最後を締め括った。

        

 テレビのワイドショーでは日本勝利の後、さまざまな解説者が日本の勝因を分析しているが、今大会の日本優勝の勝因の第一は大谷翔平の存在であったことに異論を挟む人はいないだろう。それは単に彼の投打の成績が抜群だっただけでなく、チームメイトを鼓舞する姿、チーム内を明るくする振る舞い、その全てに彼の存在が光っていた。ちなみに彼の今大会の成績は打者としては打率4割強、1本塁打。投手としては2勝1セーブである。

 そして何より一ファンとしては、大谷の振る舞いの一つ一つが絵になっていたことが彼の存在感の凄さだった。対イタリア戦でのうなり声を上げながら投球、昨日の最終回に二塁打を放った際に走りながらヘルメットを放り投げ、二塁ベース上でベンチに向かって仲間を鼓舞した姿、本日の優勝を決めた後にグラブを投げ、帽子を放り投げた姿、全てが絵になる大谷翔平だった。彼はこれまでも日本のファンを虜にしてきたが、今大会の活躍によってファンはもちろん、より多くの日本人から愛される存在になることを確信している。

        

 ただ、日本の勝因はもちろん大谷一人の力だけではなく、栗山監督をはじめとしたスタッフ、そして栗山ジャパンを構成した多くの選手がそれぞれの立場できっちりと役割を果たしたからこその勝利ではあったが…。

      

 それにしても、今大会における大谷翔平の一挙手一投足は長く語り続けられることになるだろうと私は想像している。そして今季のアメリカメジャーリーグにおける大谷選手の活躍からも目が離せない。  

※ 掲載写真は全てウェブ上から拝借しました。              


球春到来!日ハムオープン戦 in 札幌ドーム

2023-03-04 21:26:38 | スポーツ & スポーツ観戦

 世の野球ファンはWBC一色の様相だが、どっこい我が日ハムも3月末の開幕を控え着々と爪を砥いでいる最中である。オープン戦の第一戦を札幌ドームで行うとは何か意味ありげであるが、久しぶりに札幌ドームに足を運んだ。

   

 ※ 私の席からではなく、外野席からドーム全体を撮った一枚。座席の下の方が空いています。

 今日の私は大忙しだった。午前中は旭山記念公園スノーシュー観察会に参加し、午後は日ハムのオープン戦、そして夜はクラシックコンサートと大忙しだった。

 そこで本日はとりあえず、ニュース性のあるオープン戦を取り上げることにした。どのような経緯で無料のチケットを入手できたのか記憶が定かでないのだが、(確か何かのキャンペーンに応募したのだ)ともかくチケットを入手できたことで観戦を決めたのだ。

 すると面白かった。私と同じように無料チケットで入場した人が多かったようだ。無料チケットの席であるグランドレベルから遠く離れた席は満席に近いのに、グランドに近い席は疎らな状態といういびつな客の入りだった。

   

  ※ 一方、ドームの天井に近い席は満員状態でした。

 試合前に今年日ハムに入団した新人選手、そして他球団から移籍してきた選手、コーチなどの紹介があった。数は数えていなかったが20人を超える人数だったようだ。今シーズンはかなりの選手、スタッフの入れ替えがあったようだ。そうした新加入の選手がいかに活躍するかが、今シーズンの日ハムの戦績に直結するのでは、と思えた。

   

   ※ オーロラビジョンに映し出された新加入の選手・スタッフです。(全員ではなかった)

 対戦相手は楽天イーグルスだった。日ハムの先発は下手投げの鈴木投手だった。彼は先発投手の一員として考えられているようだが、今日は不安定だった。1回に3点を献上し、4回にも本塁打を喫するなど散々だった。対する打線は楽天の田中将大投手に4回までわずか1安打に抑えられた。つまり4回を終わって0対4という散々なスコアだった。

   

   ※ 楽天の田中将大投手のフォームを思いっきりトリミングしてみたものです。

 このままの形勢で試合が終わると昨年と何ら変わらないチームとしか映らない。しかし、 今年は違った?楽天が田中投手を下ろすと(当初から4回までの予定だったようだ)、俄然打撃が活発になった。5回に清水選手が2点本塁打を放って空気が変わった。ハイライトは7回の日ハムの攻撃だった。清宮の二塁打を皮切りに打者一巡の猛攻で一挙7点を奪取したのだ。これは痛快だった。相手投手(辛島投手)の不甲斐なさもあったかもしれないが、見事な集中打だった。

   

   ※ 日ハムのレジェンド宮西投手は一回をきっちりと抑えて復活を印象付けました。

 この試合で新加入の加藤豪、矢澤、伏見といった選手が気を吐いた。もちろん清宮の2安打2打点も素晴らしいが、新加入の選手たちが気を吐くとなんだか新シーズンに期待が持てそうな気がしてくる。

 新球場のエスコンフィールドでこれまでの主力と新加入の選手が融合して化学変化を起こして大暴れしてほしいと道民の一人としては願いたいところだ。

   

   ※ ファイターズガールは来てないかも?と思われましたが、しっかりとキツネダンスを…。

 ところで広い球場で写真を撮りたいと多少ズームの効くカメラを持参したのだが、メモリーカードを入れ忘れたためにズームアップした写真を撮ることができなかった。いつものコンデジで撮ったものでお茶を濁したい。

 本日の試合のスコア

 

1

2

3

4

5

6

7

8

9

3

0

0

1

0

0

1

0

1

6

11

0

0

0

0

0

2

0

7

0

×

9

10

2

                                           


惜敗!エスポラーダ北海道

2023-02-06 15:28:45 | スポーツ & スポーツ観戦

 勝てそうな試合展開ではなかったけれど、「あるいは引き分け?」という期待を抱きながら対戦を見守ったが、惜しくも強豪の立川に終盤押し切られてしまった。隣の若い女性のエスポラーダサポーターに「良い試合でしたが、残念でしたね」と声をかけ会場を後にした私だった…。

   

 昨日(2月5日)、札幌市中央体育館(北ガスアリーナ札幌46)において行われたFリーグ1部最終節、エスポラーダ北海道 vs 立川アスレティックFC戦を観戦した。と言っても私は優良(有料)観戦者ではない。「中央区民応援デー」に応募して入場券をゲットして観戦したのである。

 会場の札幌市中央体育館は商業施設のサッポロファクトリーの建物と空中回廊で繋がっているのが大きな特徴である。雨風や雪を避けおよそ200mの回廊が体育館まで続いているのは素晴らしい!

   

   ※ サッポロファクトリーの建物から会場の北ガスアリーナを望んだところです。

   

   ※ サッポロファクトリーから体育館までこのような空中回廊が続いています。

 会場は私のような無料の観戦者も多かったのか、おおよそ満員の観衆で埋まっていた。私はほぼ席が埋まっていた中、一方のゴール寄りに近いところに空席を見つけて、隣の方(若い女性二人組)に声をかけ、空席であることを確認して着席した。

   

   ※ 私が陣取った対面の観覧席スタンドの試合前の様子です。

   

   ※ アリーナの壁には選手の激励幕がたくさん掲げられていました。

 すると隣のうら若き女性が、私のそれほど高価ではないカメラを見て「写真を撮られるんですか?」とか、「フットサルに詳しいのですか?」と問いかけてくるのだ。よほど私を人畜無害と見たようだ。(実際は彼女たちの方が相当に熱心なエスポラーダサポーターだったのだが…)その後、対戦中は彼女らの邪魔にならない程度に感想を述べあいながら対戦を見守った。

   

   ※ 対戦前の記念撮影です。前列右端が2得点とた亀谷選手です。

 対戦は立川のペースで進められた。試合前の順位で立川は第2位を走り、エスポラーダは9位と低迷している順位どおりの様相であった。前半早々、立川は2点を立て続けに得点した。その得点のいずれもが、シューターが直接蹴り込んだのではなく、いつの間にかゴール前に表れている選手がパスを押し込んだり、こぼれ球に反応したりしての得点だった。対するエスポラーダの方はシュートのチャンスさえなかなかない中、たとえシュートをしても単発に終わる場合が多く、そこに両者の違いがあるように思えた。試合は前半に北海道もなんとか1点を取ったが、結局1対3で折り返した。

 後半が始まる時、会場が沸いた。というのもGKとして関口優志選手が交代で登場したからだった。隣の女性たちも歓声をあげて関口選手の登場を喜んだ。彼女らによると、関口選手は左足の故障から復帰したばかりだという。その関口選手は以前エスポラーダのゴールを守り続け、日本代表にもなったことのある名GKだった。その後フットサルの強豪名古屋に移籍し、本年度再びエスポラーダに復帰した選手である。

   

   ※ 後半から出場し、素晴らしいGKの技を披露した関口選手です。

 私が知っているエスポラーダの選手といえば、関口選手の他は、39歳の大ベテラン水上玄太選手と主将を務める室田祐希選手くらいである。

   

   ※ 対戦前のトレーニング時の水上玄太選手です。

   

   ※ 同じく試合中の水上選手です。ハンドを警戒して手を後ろに組んで守備しています。

   

   ※ チームの主将を務める室田選手です。

 後半が始まり、関口選手の交代が功を奏しただろうかエスポラーダの動きが活発になり、エスポラーダの若手・亀谷選手が立て続けに2得点を挙げ3対3の同点とし、会場は大いに沸いた。その後膠着状態となり「あるいは引き分けに持ち込めるかも?」と思われた後半の終盤近く、実力のある立川に立て続けに2点を決められ万事休すだった。

   

   ※ 亀谷選手の得点にベンチが沸いている場面です。

 結果は現在の実力どおりの結果だったと言えなくもない。残念ではあるが、受け入れざるを得ない。私は敗戦を見届け、前述のような言葉を彼女らにかけ席を後にした。

   

   ※ 悔しい対戦結果の表示です。

 それにしてもこのところの北海道のプロスポーツは少し元気がない。昨年の日ハムの最下位、バスケのレバンガ北海道も最下位に沈んでいる。そしてエスポラーダ北海道はこの日の敗戦で第10位へと後退した。唯一、コンサドーレがJ1の中位で頑張っているのが救いである。いつか言及したが、プロスポーツの場合何といっても親会社の資金力の差がモノを言うと聞いている。北海道にはスポンサーとなる企業が少ないのが致命傷だとも聞く。そうした点を熟知した上で前コンサドーレ社長であった野々村芳和氏は北海道モデルのプロスポーツチームの在り方を模索し続け、現在のコンサドーレを築き上げた。北海道のプロスポーツチームのリーダーの方々は、ぜひ野々村氏が築き上げた北海道モデルを参考にしてチームの強化を図ってほしいとスポーツファンの一人としては願っているのだが…。     


札幌市近郊スキー場巡り №3 北長沼スキー場(長沼町)

2023-02-01 15:34:28 | スポーツ & スポーツ観戦

 なんとこれまで巡った「石狩高原スキー場」、「ダイナスティスキーリゾート」、そしてこの「北長沼スキー場」とその規模、そしてスキー場のレイアウトなどがかなり似通ったスキー場であることが判明した!

   

   ※ この広々としたゲレンデは北長沼スキー場の魅力です。

 1月30日(月)、午前で「ダイナスティスキーリゾート」でのスキーを終えた私は車に戻り、試しに「北長沼スキー場」までどれくらいあるのかナビで調べてみた。すると北長沼まで約26kmと出た。

 スキー自体は目いっぱい楽しんだつもりだったが、札幌市近郊スキー場巡り」として再び自宅から目ざすよりは、ここは北長沼も体験しておくべきかな?と判断し、北長沼スキー場に向かうことにした。

   

   ※ 北長沼スキー場のメインコースと呼ばれる大斜面です。左右にリフトが見えます。

 北広島市を横断し、長沼町に向かう道路は初めて走る道路だったが、比較的スムーズに移動することができ、長沼町の市街地を抜け、馬追山方面に走ると、およそ小一時間で着くことができた。

 こちらのスキー場は駐車場とゲレンデが至近距離にあり、すぐにゲレンデが目に入ったが、そのレイアウトが「ダイナスティスキーリゾート」とそっくりだった。ということは「石狩平原スキー場」とも似かよったものだった。

   

   ※ このレイアウトがダイナスティスキーリゾートとそっくりです。

 ゲレンデ下には第一ロッジ、第二ロッジと並んで建っていたが、その外観は一見公営住宅のように見えたのが面白かった。スキー客がスキー靴を装着したり、寛いだりする第一ロッジで準備を整えゲレンデに出た。ここのスキー場にはシニア向けの割引制度はなかった。私はこの日、スキーは十分楽しんだ気分だったので、スキー場全体を体験することが目的だったので1回券を8枚購入してゲレンデに出た。

   

   ※ この一見公営住宅風の建物がスキーロッジでした。

 ゲレンデで目立ったのは、町外の高校生がスキー授業をしている姿だった。私が確かめることができたのは千歳高校、江別高校などであった。面白いと思ったのは、なんと北広島市の西の里小学校がスキー授業をしている姿だった。私は思わず声をかけてしまった。「ダイナスティスキーリゾートよりこちらの方が近いの?」と。するとなんとなく要領の得ない答えが返ってきた。「う~ん。どちらが近いかな?」と…。長沼町では町外の児童生徒のスキー授業を誘致するために、町外の学校に対しても町内学校と同様の割安の料金で誘致を図っているのかもしれない。

   

   ※ ゲレンデのあちこちでこうしたスキー授業の光景が見られました。

 さて、スキーの方であるが、ここでも私は全てのリフト、全ての斜面を滑ってみた。その感想は、ゲレンデを一目見た時の感想と変らなかった。中級の斜面が平行に並び、どの斜面を滑っても快適に滑ることができた。こちらも斜面は見事に整備されていた。まさにスキー授業には最適の斜面だった。

   

   ※ 二機が並列になっていたペアリフトは大車輪の活躍でした。

   

   ※ 馬追山山頂から下を見ると豊かな田園地帯が広がっていました。

   

   ※ 同じ馬追山々頂から反対側を見ると、灌木越しに長沼町の市街地が望めました。

   

   ※ こちらはシングルリフトです。その両側にもゲレンデが広がっていました。

 この「札幌市近郊スキー場巡り」を企画した際に、近郊の市町村のスキー場を調べた時に、長沼町の周囲に広がる南幌町、栗山町、由仁町、恵庭市などが自前のスキー場を廃止、または他町村のスキー場を利用するよう住民に呼びかけている文書を目にした。そうした市町村のスキー愛好家たちを一手に引き受けているのが「北長沼スキー場」なのかもしれない。

【北長沼スキー場 概要】

  ◇〒069-1301 夕張郡長沼町東6線北12番地

             長沼市街地から北東方向に畑作(水田?)地帯をしばらく走ると、東側 に馬追山が見                             える。その麓がスキー場。

  ◇シングルリフト 1本    

   ペアリフト   2本

  ◇リフト券    シニア特典は無し 1回券 140円  1日券 1,800円