田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

ほっかいどう道GX大運動会 in 札幌ドーム

2025-02-13 19:55:32 | スポーツ & スポーツ観戦
 ティラノサウルスレースも、AJTA(スポーツ玉入れ)も、あつま国際雪上3本綱引きも、観戦していて楽しめた。しかし、観戦するよりはやはり参戦してこそより楽しめる運動会だったようです。



 一昨日(2月11日 祝・火)、札幌ドーム(正式には大和ハウスプレミストドーム)において「ほっかいどうGX大運動会」が開催されました。北海道新聞では何度も全面広告を打っていたことから気になっていました。野次馬根性旺盛な私は、「いったいどんなもなの?」という興味から札幌ドームまで足を運んでみました。

 この「ほっかいどう大運動会」というのは、ちょっと調べたところ2019年から冬のこの時期に始められ、今回で6回目の開催です。趣旨の中に明示されてはいませんでしたが、冬の運動不足を補おうという意味が込められた催しのように思われます。そして今年は初めてGX(グリーントランスフォーメーション)を冠名に記し、GX的要素を取り入れた催しとして実施したということのようです。

 さて、私がドームに着いたのは10時30分過ぎでしたから、競技は盛んに行われていました。ところが観客席からは広いドーム内の各所で競技が同時に行われているため、どこに集中して良いのやら…。また観客席からは遠いため何をやっているのかさえ判然としません。

   
   ※ これではどこで、何が行われているのか判然としませんよね。

 そのうちに、フロアに降りて間近で観戦できることが可能なことが分かりました。

   
  ※ 本人たちは真剣、しかし観戦する者にはユーモラスに見えます。そこが人気の秘密?

 そこでまずは会場内でとても目立つうえ、非常にユーモラスな「ティラノサウルスレース」を観戦しました。このレースはアメリカが発祥の地とされていますが、2022年に国内で初開催(鳥取県)されると、たちまち人気が全国に及び、「ほっかいどう大運動会」でも、昨年エキジビジョンで行ったところ大人気となり、今回は正式競技として採用されたようです。
 私が観戦したのは予選レースでしたが、40mのコースを皆さん真剣にゴールを目ざすのですが、その姿が実にユーモラスに映りました。
 コース横にティラノサウルスの着ぐるみを着たまま観戦している女性がいたので話しかけました。「その着ぐるみはどうしたのですか?」、「おもちゃ屋さんなどで5,000円くらいで購入できますよ」とのことだった。その着ぐるみはビニール製で、空気服のように腰部に付いたファンで空気を送り込むことによって膨らむ仕組みになっていました。

   
   ※ 競技を終えた成獣の(?)とメス(?)です。

 続いて、「あつま国際雪上3本引き」いう、厚真町発の綱引きを観戦しました。残念ながら雪上ではありませんでしたが、なかなか興味深い競技でした。
 参加選手は1チーム8人で、3本並べられた綱を自陣に引き込むと勝利という競技です。綱が3本に対して引き手(選手)が8人というところがミソのようです。との綱を何人で引くのか?劣勢の綱を引き続けるのか?諦めるのか?体力・速さ・頭脳が求められる競技のようです。

    
    ※ 「あつま国際雪上3本引き」の競技の様子です。

 そして「AJTA(スポーツ玉入れ)」です。「AJTA」とは、All Japan Tamaire Associationの頭文字を取った「全日本玉入れ協会」の略称です。この競技も北海道・和寒町発の競技で、今や全国区となっているようです。
 競技は、4〜6人の選手が合計100個(アジャタボール × 99 + アンカーボール × 1)のボールをバスケットに入れるまでの時間を競うタイムトライアルスポーツだそうです。規則には籠の高さや大きさ、などの規定があるようです。
 私が観戦したのは、ファンプレイクラスといって初心者クラスの競技だったようで、かなり時間が経っても100個の玉を入られずに苦戦しているチームが多かったようです。

   
   ※ こちらは「AJTA(スポーツ玉入れ)」  の競技中の様子です。

 と、3種目を見てきたのですが、この催しのメイン競技は別にあったのです。それは札幌ドーム内を仲間とリレー形式で走る「スタジアムラン・リレー」です。この競技こそ冬の運動不足解消の目玉ということのようです。しかも競技は4時間リレーの部(1チーム2~15名)、ドーム内を10周リレーする部(1チーム2~10名)になっていたようです。
 詳細に観戦したわけではなかったのですが、相当に多くのチームが参戦していたようです。中にはかなり本格的なチームもあれば、よれよれになりながら走っているチームや、コスプレ姿で走っているチームなど、それぞれでした。きっと、職場や仲間でチームを作り参戦していたのでしょう。

 会場では競技とは別にスポーツ体験コーナーも設けられ、バドミントン、ラグビー、バレーボールなどを選手の方から直接指導していただけるコーナーもありました。
 さらには、GXに関わって協賛企業がブースを設けて、GXの取り組みをPRするコーナーもありました。

 興味本位で訪れた「ほっかいどうGX大運動会」でしたが、冒頭触れたように、この催しは参戦してこそ楽しめる催しだなぁ、というのが偽らざる私の感想でした。