田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

スノーシュー in 滝野丘陵公園 & さっぽろスノースポーツフェスタ

2020-02-16 18:48:03 | スノーシュートレック & スノーハイク

 二兎を追うもの一兎を得ずの典型だった…。どちらもどうも中途半端となってしまい、反省しきりである。スノーフェスタの方はもともとちょっと見のつもりだったが、スノーシューの方は完全なリサーチ不足だった。

 本日(2月16日)、大通公園を会場に「さっぽろスノースポーツフェスタ2020」が開催された。そのフェスタの一つとして「さっぽろ雪まつり」の雪像をつくった残雪を利用して公道(北大通の6~9丁目)に雪を敷いてクロスカントリースキー大会を実施するという企画に興味を抱いた。

   

   ※ スタートを待ち、コース脇に集まった観戦客です。

 午前9時スタートと聞いていたので、スタート時間に合わせて大通公園に赴いた。大会はコースが650mと短いこともあり、ジュニア(小学生)とパラアスリートの部のみの大会だった。

   

   ※ スタートを待つジュニアの選手たちです。  

 午前9時、ジュニアの選手たちがスタートした。10秒毎に時間差で選手が次々とスタートしていった。コースの両側には観戦客が二重三重になって声援が送っていた。ふだんの大会では関係者くらいしかいない大会が多いと思われるが、大観衆に見守られてという慣れない環境のためかかなり緊張した様子の選手が多かったようだ。

   

   ※ コースは写真のように公道上に作られていました。

   

   ※ 勢いよく飛び出したスタート直後の選手です。

 ゴールの方にも回って、選手のゴールの様子も見た。わずか650mという短い距離ではあったが、ゴールした選手たちは一様にホッとした表情を見せていたのが印象的だった。

   

   ※ コースを走り切り、ゴールした選手と、ゴール直前ラストスパートする選手です。

 私はスノーシューの方が気になり早々と会場を後にしたが、コースは北側が公道、折り返して南側のコースは大通公園内というコース設営だったが、もしこれからも毎年開催するのであれば、公道を使わずとも公園内だけでもコース設営が可能ではないかと思ったのだが、何か不都合があるのかな?(各丁目を繋ぐところは道路閉鎖をしなければならないが)

    

    ※ 東口のスノーシューコースは黄色い線のクマゲラコースだけでした。

 大通公園から約30分かけて「国営滝野すずらん丘陵公園」の東口駐車場に着いた。というのは、「北海道スノーシューハイキング」というガイド本で全長15キロのコース(クロカンのコース)があるとあったので、そのコースを歩こうと思っていた。しかし、インフォメーションに行ったところ「スノーシューのコースは1コースしかない」と告げられた。そのコースは以前に歩いたことのあるコースであまり魅力がなかった。すると案内の方から東口とは反対側になる「滝野の森口」の方が魅力的だと案内された。そのアドバイスに従い「滝野の森口」へ回った。

        

   ※ 私がスノーシューを楽しんだところは「滝野の森ゾーン」の外側でした。

 ところが「滝野の森口」へ行くと、子どもたちを対象にした「ノモリ調査団」というイベントが開催されていて、スノーシューで歩くコースが制限された。なんとまあ、ついていない。

   

    ※ 駐車場から写真の「森の交流館」に導かれます。

 コースは数日来の暖気で溶けた雪が固まって、スノーシューなど必要のないほど固雪のコースになっていた。これではつまらない。私はコースを外れて誰もが歩いていないところに踏み出した。沢伝いにどんどん下りて行った。ササが一面を覆い、その上に雪が乗っているので、踏み出すとズボッと沈みながらの雪中行軍となった。途中、クロスカントリースキーのコースを何度も横断しながら沢を下って行った。できれば何か動物に出合いたいと思いながら歩き続けたが、なぁ~んにも遭遇することはなかった。写真映えのするところもなく退屈なスノーシューイングだった。

   

   ※ 誰も踏み込んでいない森の中を歩きました。

   

   ※ できるだけささやぶがないところを選びながら前進しました。

 すると遠くに柵が見えてきた。公園をぐるりと取り囲む柵だった。それ以上の前進はできなかったので、そこから引き返すことにした。短い時間だったが、道なき道をどのように進むか、その時々の判断が要求されるスノーシューの醍醐味を味わうことができたひと時だった。ただ、スノーシューを堪能できたか?と問われると「う~ん。消化不良だったかな?」という思いが残った一日だった…。

   

   ※ 公園を取り巻く金網の柵が見えて、ここより前へは進めませんでした。

   

   ※ コース途中にあった「森見の塔」です。

   

   ※ 森見の塔の脇にはこうした机と椅子が配され、休憩ポイントになっていました。