手作り感のある小さな雪灯りイベントが中島公園で開催された。雪とローソクの灯りのコラボレートがほのぼの感を演出していた。併せて上演された巨大人形劇も出演の子どもたちが寒さの中で好演してくれた。
2月7日~9日までの予定で「ゆきあかり in 中島公園」が開催されているのを知り、初日の2月7日(金)夕刻、中島公園へ急いだ。このイベントは今年で14回目ということだが、いつかは行ってみたい思いながらなかなか実現できないでいたイベントの一つだった。
会場は中島公園の中でも、最も北側の9条広場というところを使って行われていた。
広場全体にさまざまに工夫を凝らしたスノーキャンドルが並び、多くの人たちが訪れていた。何はともあれ、広場にちりばめられたスノーキャンドルの数々を堪能あれ!
※ ゆきあかりの観客たちが紙コップに思い思いの願い事を書き、それをランタンとしたものです。
広場には灯りを見守る人、紙コップランタンへの書き込みを呼びかける人などが散見された。広場のところどころに「シニアネット」と書かれた幟が立てられていたところを見ると、こうしたシニアの方々がボランティアで運営を担っていることをうかがわせてくれた。寒い中で、こうしたイベントを行うことができるのも、いろいろな方々の協力があってこそ実現できているんだろうと思いながらスノーキャンドルの数々を見て回った。
午後6時、広場の片隅に大きな雪像をバックにステージが設えられた上で、巨大人形劇が始まった。演目はチェコとスロヴァキアの民謡から題材をとった「マルシュカと12の月」という劇だった。出演した子どもたちの演技力も確かで、大きな人形も精巧に作られていたうえに、白い雪像に映える映像効果も重なり、見応えのある人形劇だった。詳しくは分からないが、おそらく近くにある人形劇場「こぐま座」で活動する方々によるものと思われる。寒い中だったが、十分に楽しめた巨大人形劇だった。
※ 舞台は三段の構成となっていて、雪像上段にもたくさんの演者が乗っていました。
※ 手前は大きな魚の人形です。ステージ上にも大きな魚の人形が…。
「さっぽろ雪まつり」のように大きく華やかな祭りもいいが、こうした手作り感のあるほのぼのした祭りもいいなぁ~。