「めだかの学校」が主催する講座「さっぽろの古を訪ねて」の第三弾「北の守りと開拓を担った屯田兵の史跡を辿る」が本日、30名の受講者の期待を感じながら本日午後、無事に発進することができた。
拙ブログにおいてこれまで何度か触れてきた、私が所属する「めだかの学校」が主催する講座「さっぽろの古を訪ねて」第三弾が本日無事に発進することができた。
北海道、特に札幌は最近になって再び新型コロナウィルスの感染拡大の傾向が顕著になりつつある中、講座を開催することに躊躇するものがあったが、本日段階では道民カレッジの「かでる講座」が開催されるとあって、できるかぎりの感染対策を講じたうえで私たちも開催することを判断した。
本日の講座は、講座全体を概観することと、屯田兵が果たした役割について理解していただくことを目的とした。
まず、私が「講座全体を概観する」と題して講座のガイダンス的なお話をし、受講者に講座の全体をイメージしてもらうことをねらった。パワーポイント18枚を用意し、分かりやすく説明したつもりであるが、はたしてその思いが伝わったか、どうか?
続いて、琴似屯田子孫会事務局長の永峰貴様をお招きして「屯田兵が北海道開拓に果たした役割」について講演いただいた。永峰様は琴似に入植した屯田兵の三代目だそうで、祖父が割り当てられた屯田兵屋の場所に現在もお住まいになっているそうだ(もちろん住宅は建て替えて)。 永峰氏は永峰氏は小学校の校長を務められた方であるが、在職中も退職してからも地元の学校へ出向き、子どもたちに屯田兵について語り継いでいるほか、地域のコミュニティFM局においてもパーソナリティーとして屯田兵について語り継いでいる方である。このように精力的に活動されている方なので、お話に具体性があったため聴いている人たちは魅了されたようだ。
※ 講演される琴似屯田兵子孫会事務局長の永峰貴氏です。
講座では毎回受講者にアンケート調査を実施している。本日のアンケート結果を見ると、大半の受講者たちからは満足度が高いという評価をいただいた。その評価には今後の講座に対する期待も含まれていると思われるが、これからも受講者の期待を裏切ることなく、できるかぎりの運営を行っていきたいと思っている。
それにしても頭が痛い懸念材料はコロナウィルスである。次回以降は青空(野外)講座となるので、室内に比べると少しは不安材料の軽減には繋がるのだが…。なんとか実施できることを願ってコロナの推移を見守りたい。