狙っていたサンカヨウやシラネアオイは時期尚早だったようだ。しかし、開花の兆候を確認することはできた。陽気につられ「盤渓市民の森」の上部に位置する三菱山にも登ってみた。
※ この時期の森は新緑の葉に包まれて実に清々しい思いに駆られます。
※ やや見づらいですが、白い矢印が私が歩いた跡です。
昨日、11日(火)の「西野市民の森」に続いてフィールドを彷徨ってみたいと思った。目的地としては久しぶりに「野幌森林公園」を訪れようと思った。しかし、「野幌森林公園」は15日(土)の観察会に参加を申し込んでいる。このコロナ禍の中、観察会は中止なのではと思い問い合わせたところ「未定」だという。もし実施ということになると4日を空けずに同じところを見ることになる。そこで急遽、ホームゲレンデである「盤渓市民の森」に目的地を変えた。「盤渓市民の森」は5月2日以来の訪問だが、「サンカヨウたちの観察には少し早いかな?」という思いを抱きながら向かった。
天気は久しぶりに晴れ上がり、上々のコンディションだった。「盤渓市民の森」の入口では早速ニリンソウの白い花たちの大歓迎を受けた。その他、「西野市民の森」と同様、ヒトリシズカやクルマバソウ、フッキソウなどほとんど同様の山野草たちが咲き誇っていたが、重複することになるので写真は掲載しないことにする。
※ 市民の森の入口を入った直後に、写真のようにニリンソウの歓迎を受けました。
※ ルート上では何ヵ所もこうしたニリンソウに囲まれたところがありました。
※ 薄紫のスミレが群生しているところがあり、思わずシャッターを切りました。
さて、肝心のサンカヨウやシラネアオイであるが、やはり少し時期が早かったようだ。昨春私が確認したのは5月19日だったから、1週間早いことになる。私は諦めながらも、葉の形などからサンカヨウやシラネアオイの葉を探した。すると、あきらかにそれと分かる葉を見つけることができた。特にサンカヨウの方は蕾のようなものも確認することができた。開花はもう直ぐである。私は来週中にも再訪することにした。
※ 上の写真も、下の写真も明らかにサンカヨウが蕾を付けていることを確認できました。
※ こちらはシラネアオイの葉だと思われます。
ところで最近の私のフィールドでの歩き方だが、すっかり年齢相応の歩き方を身に付けてしまったようだ。たとえ時間がかかってもけっして無理をせず、一歩一歩ゆっくりと歩を進めるというように…。このことは自らの老いを認めねばならないという辛い作業ではあるのだが、人間も自然の一部であるならば自然の摂理として受け入れねばならないことと理解したい。
そうしたこともあってだろうか?いつものルートを歩き、「盤渓市民の森」の最高到達地点に至っときにも特段の疲れを感じなかった。「これは三菱山にも登れそう!」と判断し、その上部に位置する「三菱山」を目指すことにした。
※ 市民の森の最高到達地点から「三菱山」の山頂を見たところです。
※ 「三菱山」への途上、盤渓スキー場のリフト降り場から、スキー場ロッジを望んだところです。
※ 「三菱山」の山頂直下、この石段を登りきると山頂です。
三菱山山頂は木立に囲まれ、必ずしも眺望に優れているとは言い難いが、一部だけ見晴らしの効くところがある。そこからは藻岩山の頂や、その先の札幌市街が遠望できた。
※ 「三菱山」のかわいい山頂標識です。
※ 山頂からの眺め。正面は藻岩山です。
※ 遠くに札幌市街が遠望できました。
昨日、夕方になって野幌森林公園の「自然ふれあい交流館」から「15日の観察会は中止する」との連絡が入った。一人ぼっちの公園散策は自分にも、他者にも安全な楽しみ方である。近いうちに「野幌森林公園」の自然を楽しんできたい。
三菱山も未登なので「田舎おじさん」の報告を待って、こっそりと行ってみますかな
(〇〇〇〇宣言ですが)
〇〇〇〇宣言下ですが、三密はおろか一密もないので、まったく後ろめたさはないと思いますよ。
ついでに隣の盤渓山もお勧めですよ。