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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

映画  最高の人生のはじめ方  №378

2024-08-25 19:05:55 | 映画観賞・感想
 何といっても主演のモーガン・フリーマンの醸し出すほのぼのとした雰囲気が映画全体に流れている映画だった。映画は2012年制作ということだからフリーマンが75歳の時のものだが、とても良い味を出していた映画だった。

       
 本日(8月25日)午前、札幌市生涯学習センター(愛称:ちえりあ)「ちえりあフェスティバル2024」が開催されたが、そのフェスティバルの一環として映画「最高の人生のはじめ方」が上映されたので観覧した。
 おおよそのストーリーは次のとおりである。
 主人公のモンテ・ワイルドホーン(モーガン・フリーマン)は、元々メジャーリーガーを目ざしていたが交通事故によって車椅子生活を余儀なくされたが、最愛の妻から「一つのドアが閉まれば、別のドアが開く」という言葉に励まされ、西部劇の作家として小説家の道を切り開いた。しかし、6年前にその最愛の妻を亡くしてしまったことで酒に溺れ、小説家としての道を自ら断ってしまう。そんな生活を心配した甥のヘンリーが湖畔に建つ家の夏休みの留守番をすることを勧めてヘンリーに車で送られてくる。そんな湖畔の一軒家の隣に住む母娘4人家族と出逢い、モンテと母娘4人家族との交流を描くストーリーである。
 ストーリーは何か事件があるわけではない。何か劇的な変化があるわけではない。ある意味で淡々とモンテと家族の交流を描くだけである。その交流の中からモンテが、そして家族4人が徐々に心境が変わっていく様を描いたものである。その交流の日々の様子からモーガンの良さがスクリーンに滲み出てくるのだった。
    
 映画の邦題「最高の人生のはじめ方」がレビュー欄ではかなり批判されている。私もやはり違和感は拭えなかった。おそらく邦題を付けた方は2007年に同じくモーガンが出演した「最高の人生の見つけ方」にヒントを得たものと考えられるが、やや安易だったのではという印象を禁じ得ない。原題は「The Magic of Belle Isle」なのである。この題名を直訳すれば「美しい島のマジック」的なことになるのではないだろうか?(かなり怪しい英訳ではあるが…)
そのことは別にして、リード文で触れたように私的にはホッコリと楽しめた映画だった。


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