久しぶりのクラシックをフルオーケストラで聴いた。クラシックに疎い私だが、集団で奏でる弦の音はいつ聴いても心地よく耳に響く。札幌交響楽団誕生60周年記念の第640回定期演奏会を聴いた。
札幌市民の誇り「札響」の演奏会は時折り聴く機会があるが、定期演奏会に足を運んだことはなかった。定期演奏会は札響のコアのファンが聴くコンサートという先入観があり私には敷居が高かった。
それが今夏は楽しみにしていたPMFのコンサートが軒並み中止になったこともあって、「記念」という言葉に弱い私は、「では札響の記念演奏会を聴いてみよう」と思い立った。そのコンサートが本日午後1時から札幌コンサートホールKitaraであったのだ。
緊急事態宣言下ということもあり、入場者は定員の50%に制限された中での開催だった。
演奏された曲目は、
◇シューベルト/交響曲ロ単調D759「未完成」
◇ブルックナー/交響曲第7番(ノーヴァク版)
の2曲だった。
指揮者はマティアス・バーメルト(スイス人)という札響の首席指揮者である。
新聞報道によると、演奏曲目を選定したバーメルトはブルックナーの交響曲第7番を「交響曲の不朽の名作」と呼ぶ。そしてシューベルトの名曲「未完成」の組み合わせはいわば王道の選曲だという。
クラシックファンにとっては王道ということだが、私にとってはどちらの曲とも耳慣れない曲だった。だから札響の演奏のどこがどうのという力量はないのだが、リード文でも触れたように私はオーケストラで聴く弦の響きが何より心地良く耳に響く。本日の演奏でもブルックナーの交響曲第7番の出だしで、ヴァイオリンの囁くようなトレモロを背景にチェロが奏でるシーンが私には絶品だった。
クラシックに素養のない私にとって、これからも頻繁に聴くということはないかもしれないが、時折りクラシックに触れることも忘れないでいたいと思っている。
なお、本日の演奏会は記念演奏会ということで、来場者にはコットンバッグ、缶バッジ、不織布マスク(2枚)、札響楽団員のメッセージ集などが配布された。また、演奏会後には北海道新聞の号外も発行された。
都会はいいですよね。田舎はこのような音楽は無理ですね
台風も、
何となく過ぎて行きました。
南国でも秋を感じますよ。歩きにぃって赤トンボが見れました。
お久しぶりです。私のようにあれもこれもと興味関心が広げている輩には都会はいろいろなことを提供してくれますので、そういう意味では気に入っています。
しかし、北国札幌はこれから厳しい季節を迎えます。そのことが加齢とともに辛くなってきています。