国営の滝野すずらん丘陵公園内にある「白帆の滝」はなかなかの氷柱の美を魅せてくれた。しかし、「不老の滝」の方は残念ながら立ち入り禁止措置が取られていた…。
「有明の滝」、「有明小滝」を終えた私は二つの滝からそう離れていない滝野すずらん丘陵公園内にある「白帆の滝」と「不老の滝」を目ざした。公園内にある残り二つの大きな滝「アシリベツの滝」、「鱒見の滝」はすでに過日(1月10日)に訪れ「氷瀑巡り№1」でレポート済みである。
白帆の滝
※ 「白帆の滝」が最もよく写っている一枚です。
「白帆の滝」は国営の滝野すずらん丘陵公園の渓流口駐車場に車を停めると、駐車場からはそう遠くないところに位置している。駐車場からは距離にして約600mだそうです。しかし、私はそこへ到達するのに若干の不安を抱えていたので、アシリベツの滝に向かうルート上に公園案内所があったので、そこで確かめてから向かった。案内所のところからアシリベツの滝に向かうルートとは別れ、橋を渡りクロスカントリースキーのコース上を上っていく。大きく湾曲した頂点付近に立ち入り禁止のテープが張ってあるところがあった。そして案内標識はカバーで覆われていた。「ここに違いない!」と確信して見ると、その先には手すりが付いた階段が見えた。
※ 渓流口駐車場からアシリベツの滝に向かう途上にある「公園案内所」です。
※ 案内所の前の橋を渡り、陸橋の下の方を道なりに上っていきます。
※ クロカンコースの左手に立ち入り禁止のテープが張られ、案内標識はカバーで隠されていました。
立ち入り禁止措置は取られていたが、案内所では親切に道案内をしてくれたので問題はないだろうと、私はその先へ歩を進めてみると間もなく「白帆の滝」が現れた。落差10mとけっして大きな滝ではないが、流量が少ないことがかえって良かったのか氷柱が何本も出来ていて、まあそれなりに満足できるものだった。
※ テープの先にはこうした通路が見えたので「間違いない!」と確信しました。
※ 「白帆の滝」が遠くに見えてきました。前方の柵までした立ち入ることができません。
※ この滝もやはり雪に隠されて、イマイチ全貌を見ることができませんねぇ…。
不老の滝
続いて「不老の滝」に向かおうとしたのだが、こちらも私にとっては不安があったため、再び案内所を訪れた。すると、「不老の滝は現在立ち入り禁止になっています」と言われてしまった。そう言われてみると、公園の案内マップには三つの滝の名前は載っているけれど「不老の滝」の名前は記載がなかった。案内所での案内を無視して滝へ向かう気持ちにはなれなかった。残念ながらここで断念することにした。
悔しい気持ちを抱えながら帰路に就いたとき、ハッと思い出したことがあった。「確か数年前の夏に不老の滝を訪れていたのではなかったか!?」と…。帰宅して拙ブログを一生懸命繰ってみた。苦労して探したところ2010年6月に確かに「不老の滝」を訪れていたことが判明した。(そのときのブログはこちら⇒
札幌ウォーク 118 南区・滝野すずらん丘陵公園コース 前編
「不老の滝」へ至るにはアシリベツの滝へ向かう途中から分岐して進んだことも分かった。そこのルートが立ち入り禁止措置が取られているということなのだろう。残念だが仕方がない。
さて、私の「氷瀑巡り」だが、札幌市内には私が訪れた滝以外には目立った滝はない。これで終止符を打つところだが、最後に札幌市内を離れるが支笏湖畔に近いところに「七条大滝」という名所がある。昨年は訪れたのが2月下旬だったために氷柱が退化してしまっていて残念な思いが残った。この「氷瀑巡り」の最後に「七条大滝」を2月上旬に訪れて〆たいと思っている