意外や意外!大して期待をしていなかった「有明小滝」が見事な造形美を魅せてくれた。また、「有明の滝」も負けず劣らずこれまで見てきた滝よりは私を満足させてくれる氷の美だった。
明日からは天気が崩れるとの予報が出ていたので、以前から考えていた清田区の「有明の滝」、「有明小滝」と、滝野すずらん丘陵公園内にある「白帆の滝」、「不老の滝」を目ざした。ところが天気は雨模様。湿雪に苦しみながらも各滝を巡って歩いた。本日は前半の二つの滝をレポートします。
有明の滝
「有明の滝」は、国営の滝野すずらん丘陵公園のすぐ近くに位置し、道々341号線沿いから少し奥まったところにある。道々沿いには「有明の滝」の標識もあり、駐車場も完備しているので分かりやすい。(但し、冬季は閉鎖していた)
※ 標識の周りは駐車場のようですが、雪に埋まっていました。
案内によると滝は道路沿いから約600m奥まったところにあるとなっていた。滝へ至るルートにはスノーシューのトレースが付いていたので、私もスノーシューでその跡を辿っていった。湿雪で足が重たかったが、疲れを憶える前に滝に到達した。
※ 滝に至るスタート地点にあった案内標識です。
※ ルートはけっこう険しい山道でしたが、距離が短いのが救いでした。
※ 遠くに「有明の滝」が見えてきました。真ん中の黒い部分です。
滝は落差13mとのことだが、この滝の魅力は滝のすぐそばまで行けるところか?まるでコンクリート壁のような一枚岩から水が流れ落ちていた。水が流れ落ちるすぐ横に、見事な氷柱(つらら?)が並んでいるのが見られた。
※ それでは「有明の滝」三態をどうぞ。
有明小滝
「有明小滝」はやはり道々341号線沿いの奥まったところにあり、「有明の滝」より滝野すずらん丘陵公園の方に寄ったところにある。こちらも道路沿いに「有明小滝」の看板が見えるので分かりやすい。
※ こちらも駐車場は除雪されていませんでしたが、道路わきに停めることができました。
※ 滝までご覧のように除雪された道が続いていました。
「有明小滝」の方は脇道が整備され除雪もされていて、何かの作業道となっているようだった。だから私はスノーシューを手にもってトレッキングシューズのみで滝に向かった。こちらも道路沿いからは600m程度で、疲れを覚える頃には滝に到達した。道路上からも 凍り付いた滝の様子が見て取れたが、滝に向かってスノーシューの跡が見えたので、私もそれに倣いスノーシューを付けて谷底に降り、滝のすぐそばまで寄ってみた。するとなかなか迫力ある氷瀑を眼前に見ることができた。これまで見てきた氷瀑の中では一二を争うダイナミックさに見えた。
※ 道路脇から見た「有明小滝」です。
※ 以下、4枚は滝の真下から撮った写真です。
正直なところ、私はこの「氷瀑巡り」は企画倒れかな?と思い始めていた。というのも札幌市内の滝はいずれも規模が小さな滝が多く、それらが雪を被っているために滝が創り出す氷の様子がよく見えない場合が多く、少しがっかりしているところがあった。それでも「氷瀑巡り」を企画したことで、雪のフィールドに積極的に出かけようという動機付けを自身に与えてくれたことに納得していたのだが…。それが思わぬところで素晴らしい氷瀑を目撃することができ、本日の「氷瀑巡り」は満足している私である。