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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

新春はまずヴァイオリンとヴィオラの響きから

2023-01-05 16:51:17 | ステージ & エンターテイメント

 若々しい大谷大生のヴァイオリンとヴィオラ、そしてピアノの加えたトリオの演奏を楽しんだ。今年もまた、できるだけ多くのコンサートに足を運びたいと思っているが、本日がそのスタートとなった。

        

 本日(5日)午後、札幌文化芸術交流センターSCARTSコートにおいて札幌市芸術文化財団提供のコンサートがあり参加した。コンサートは「ヴァイオリンとヴィオラの響き~時代と楽器を超える調べ~」と題して、札幌大谷大学芸術学部音楽科の3人の学生さんが出演した。

3人の内訳を見ると、ヴァイオリンの徳田和可さんは大谷大学の大学院生であるが、他の二人はヴィオラの壱岐香風さんが大学1年次、ピアノの永井花帆さんが大学3年次と若さが目立つ構成である。そこで私の想像であるが、大谷大学音楽科が数多い学生の中から外部の演奏会に自信をもって送り出した3人だったのではないか、考えた。

演奏家としてはまだまだスタートラインに立ったばかりといえる3人だったが、かなり難曲なのではと思える3曲を見事に弾きこなした演奏会だった。その演奏した曲とは…、

 ◇ブルック/8つの小品 作品83より第5曲、第7曲

 ◇ヘンデル=ハルブォルセン/バッサカリア  ※この曲だけはヴァイオリンとヴィオラのディオで演奏した。

 ◇モーツァルト/ケーゲルシュタット・トリオ

の3曲だった。

 最後に演奏した「ケーゲルシュタット・トリオ」はモーツァルトの友人であるクラリネット奏者のために作曲した曲だということだが、この日はクラリネットの代わりにヴァイオリンを入れての演奏だった。モーツァルトはピアノの名手として知られているが、この曲を演奏した時はヴィオラを弾いたとも伝えられている。

   

 今回のコンサートの副題が「時代と楽器を超える調べ」となっていたが、1786年に作曲された曲を構成楽器を変えて演奏会に臨んだ彼女らの心意気を表した副題だったのかな?と思ったりしながら演奏に聴き入った。

 素人の私が聴いていても綻びのような箇所がなかったわけではないが、若さの勢いを感じさせてくれる演奏会だった。

 彼女らのこれからのますますの活躍し、大成されることを期待したい。

 昨年私は自分史上最もコンサートなどに足を運んだのではないか、と振り返った年末だったが、今年も出来るかぎり、さまざまなジャンルの音楽や芸術、パフォーマンスに足を運びたいと考えている。本日の演奏会はその第一弾だった。   



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