田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

人生初!ダブル初滑り

2023-01-06 20:03:08 | スポーツ & スポーツ観戦

 3/4世紀生きてきて初めてのことである。一日に二つの初滑りを体験するのは…。しかし、この歳になって無理は禁物である。体力の老化、技術の劣化を自覚させられるというほろ苦い一日にもなってしまった…。

 “ダブル初滑り”…? なんのこっちゃ?と思われたのではないだろうか。スキーをする方だと「ははあ~ん」と思われた方もいるかもしれない。そうです!ゲレンデスキーとクロスカントリースキーの今シーズンの初滑りを一日でやってしまったのです。それには、それなりの理由があったのですが…。

 まずは体験した順にゲレンデスキーから…。

 江別市在住の知人で同世代のF氏が年末から盛んにゲレンデに繰り出しスキーを楽しんでいるのをFacebookに載せているのを拝見して大いに刺激を受けていた。「私も早く雪に乗らなきゃ」と…。まあ、私はF氏のように真剣にスキーに取り組もうという気持ちは薄いのだが…。

   

   ※ 私のゲレンデ用スキーです。かなりの時代ものです。

 そこで本日、スケジュールも空いていたので近間の「藻岩山スキー場」に繰り出した。藻岩山スキー場はシニアに優しいスキー場である。70歳以上だと5時間券が1,800円と非常に安い設定になっている。札幌国際とか、キロロのようなロングコースは望めないけれど、我々シニアには十分楽しめるスキー場である。

   

   ※ 今日はご覧のようにドピーカンのスキー日和でした。

 10時、固く強張ったスキー靴に足をねじ込み、ゲレンデに立った。スキーロッジの前に広がるファミリーゲレンデ、フレンドリーゲレンデは冬休み中の小学生のスキー教室が盛んに行われていたので、当初足慣らしに一本と考えていたが、そこを避けてパノラマコースという中級者用のゲレンデを滑った。そこを3本滑り終えると早くも私の中で「もういいかな?」という思いになってしまった。どうも近年はスキーを滑っていても楽しさをあまり感じなくなってしまっている。その後、一応全てのゲレンデを体験しておこうと思い、ダイナミックコース、クリスタルコース、からまつコース、うさぎ平コースと上・中級者コースを次々と滑った。といっても上級者コースに入ると昔日の感である。まったく初級者同然の滑りになってしまっている。自らの技術の劣化を否応なく自覚させられた。(これはここ数年、いつも感じさせられることなのだが…)

   

   ※ 私が最もスムーズにスキーを楽しむことができたパノラマコースです。

 時計を見たら2時間経っていなかったが、もう目いっぱいだった。次の予定(クロスカントリースキー)があったことも後押ししたが、私はスキーを脱ぐことにした。5時間券をわずか2時間使用しただけだったが、「これ以上滑っても楽しくはないな」という思いが私を支配した。 

   

   ※ 最大斜度38度の壁のような斜面が名物の「うさぎ平コース」の上部から札幌市内が見渡せました。

 続いて私は途中の昼食を挟んで「道立真駒内公園」に移動した。クロカンの初滑りをするためである。実は私は長い間クロスカントリースキーが離れていた。調べてみると、2010年にクロカンの大会に参加したのが最後だった。実に12年もの間クロカンスキーを履いていなかったのだ。その理由について、当時のブログで私は次のように記している。「昨年まで健康のことも考えて意識的にクロスカントリースキーに取り組んだ。しかし大会に参加することでついつい時計を意識して無理をしてしまう。それはふだん運動不足の自分にとっては体に大変な負荷をかけ、むしろ体に悪いのではないかと思ってしまった」ということで私はクロスカントリースキーからスノーシューに乗り換えて冬を楽しんできたのだ。

   

   ※ こちらは私のフリー滑走用のクロカンスキーです。こちらもかなりの時代ものです。

 それがなぜ突然に?と訝られるかもしれない。それが昨年末に「HBC歩くスキー大会」の告知を見た時に、突然「ちょっとやってみようか?」という思いが頭をもたげてしまい、大会参加の申し込みをしてしまった。その大会が今月22日(日)に予定されているのだ。

   

   ※ このコースではフリー滑走はできません。

 私のクロカンスキーは、いわゆるクラシカル走法のスキーではなく、フリー滑走用(スケーティング走法という)のスキーなのだ。このスキーは足を前後しながら進むのは難しく、スケートで進むように絶えずスキーを滑らせて進まねばならないので体力を相当に必要とする走法なのだ。「道立真駒内公園」はそのフリー滑走の練習ができるコースが少しだけ用意されているというので訪れたのだった。

   

   ※ こちらはフリー滑走ができるコースです。写真のようにやや幅が必要です。

 しかし、私にフリー滑走をするほどの体力は遠い昔にそぎ落とされていたようだ。ほんの2~300m進むだけでもう息切れし、立ち止まってしまう始末だった。湧別原野80kmコースを4度も完走した体力はどこへいったのか?と嘆いても仕方がない。「HBC歩くスキー大会」は5kmのエントリーであるが、これはピンチである。今日の状態では完走はとうていおぼつかない。「棄権」を申告せねばならないのではとの思いが頭をもたげている。

 私は悄然として帰宅したのだった…。体力の老化、技術の劣化は、加齢とともに自然の摂理かもしれないが、それにも増して自らの日常における運動不足を露呈してしまった思いである…。                                     



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2 コメント

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恐れ入りました! (しろまめ)
2023-01-07 19:03:02
ゲレンデとクロスカントリーのふたつを一度に初滑りとは!
いやはや、田舎おじさん様のエネルギーは無限大ですね。

義兄(60代半ばかな?)が、スキー検定を受けるためにコーチを探していると聞いた時も驚きましたが、田舎おじさん様のエネルギーはそれ以上かと。雪かきと買い物、通勤のほかは部屋にこもりっきりのぼくは、猫ですら呆れるでしょう。

ところで、スキー検定というものが大人も受けられるものとは知らなかったです。あれは小学生が冬休みに受けるものかとばかり思っていました。
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出ちゃっ太さんへ (田舎おじさん)
2023-01-07 20:13:53
 コメントありがとうございます。
 いやいやいやいや身の程知らずを実感しただけでした。どうも己の老化も省みずに無茶してしまいました。
 ゲレンデスキーの方は機械力で上まで運んでくれるので滑り降りるだけですから何とかなるのですが、クロカンの方は自らの体力だけが頼りですから大変でした。22日の大会どうしようか?すごい悩んでいます。
 スキー検定の件ですが、もちろん全世代が対象ですよ。その上に準指導員、指導員という検定も待っているんですね。最近は小学生たちはジュニア検定といって、一般スキー検定は違った内容でも実施していますね。
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