私たちのボランティアグループ「近美を愛するブリリアの会」は、発足の次の年辺りからマンション周囲の街路樹枡の花壇の整美も担当することになった。昨日、会員の方々と共に今年の夏花壇の整美作業に汗を流した。
拙ブログでも何度か触れているが、私たちのボランティアグループ「近美を愛するブリリアの会」は道立近代美術館の近くに居を構えている縁から、美術館前の歩道の清掃活動を続け今年で12年目となっている。
会の発足後、会員の中から「マンション周囲の街路樹枡内を花壇のように整美してはどうか?」と提案があり、マンション管理組合の同意を得て私たちが整美することになった。以来、毎年花の苗代は管理組合が負担し、私たちが整美を受け持つ形で今日を迎えている。
現在は「緊急事態宣言」下で会の活動は休止しているが、花壇をそのままにしておくわけにもいかず、会員の方々の理解を得て昨日花壇の整美作業に汗を流した。(昨日の会員の方の参加は7名だった)
作業は、まず春に楽しんだチューリップの球根を掘り出し秋まで乾燥・保存することとした。その後、花壇に培養土を補充し、鶏糞肥料を入れて土を耕し、そこに花苗を植え付ける作業を行った。
毎年、植える花の種類については頭を悩ます。花については私も会員の方たちも特に詳しいわけではないため、思い描いたような花壇はなかなか実現できなかった。特に昨年などは聞いたことのないような花苗を導入したのだが、花を楽しむ期間が短くほぞをかんだ思いが残った。そこで今年はごくごく平凡にというか、花壇の花として最もポピュラーな(?)「ベゴニアセンパフローレンス」にすることにした。ベゴニアは “四季咲き” と云われるほど長い期間楽しめる花であり、華やかさも併せ持った花である。
そのベゴニアを中心にして、周りをアイビーという葉で囲むことにした。果たして思い描いたような花壇となるかどうか?花壇の維持・管理にも気を遣って夏花壇を楽しむことができればと考えている。
昨日は同時に、ポプラの綿毛が舞い散る季節を間近に控え、近代美術館の庭のポプラの大木の下にあるART文字を描くクサツゲを綿毛から護るために不繊布シートで被う作業も行ってもらった。
こう書いてみるとそれほど大変だとは思われないかもしれないが、会を主宰している私の場合は、花壇の計画、花苗や肥料の購入、そして当日活動にかかる前の事前の準備など、けっこう大変である。
体力的な衰えを感ずる昨今である。昨日も作業を終えた時には疲労困憊だった。しかし、予定していたことを終え、ホッとしたことも事実である。これから夏の間、私自身は勿論のこと、マンションの方たちも夏花壇を楽しんでほしいと念願している。