田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

初夏の円山公園を訪れました

2021-06-21 18:03:03 | 札幌市の公園・緑地・緑道

 爽やかな風が吹きわたる “サッポロジューン” の空は本当に清々しい!そのような至福の空の下、私は札幌を代表する公園の一つ「円山公園」を訪れた。

   

   ※ 「円山公園」の北口の入口です。

 「円山公園」は、我が家から徒歩だと20分、自転車だとわずか5分で到達できる近くにある公園である。「円山公園」は北海道神宮の境内と隣接していることからも市民の利用の多い公園である。

   

   ※ 公園内は多くの木々が鬱蒼と生えています。

 「円山公園」は新緑の季節が過ぎ、濃い緑に覆われていた。そんな緑の下で市民は思い思いに憩いのひと時を楽しんでいた。「円山公園」は春の桜の見どころとしても有名だが、公園は歴史を辿ると開拓使時代には見本林の役割も担っていたという。だから 巨木もけっこう多い。そうした木の下で読書を楽しんでいる人もいた。

   

   ※ 公園の一隅には小川の流れを利用した池がありました。

        

        ※ 巨木の一つ「ハルニレ」の木です。

   

   ※ こちらは「イタヤカエデ」だそうです。

 「円山公園」のことで私には一つ腑に落ちないことがある。それは公園内に設置されている「岩村通俊」像のことである。岩村像は公園内の一隅の一見見落としてしまいそうな目立たぬところに設置されている。岩村は「北海道開拓の父」と称えられた開拓判官・島義勇の後任として(第二代判官)実質的に本府札幌の建設を担い辣腕をふるった人物である。島がわずか在任半年間だったのに比べ、岩村は三年間の長きにわたって判官を務めた。さらに後年開拓使が廃止され、北海道庁が設置された際には初代長官にも就いている。その岩村像が目立たぬところに設置され、島義勇像は北海道神宮の境内、ならびに札幌市庁舎内に立てられている。同じ公園内でももう少し人々の目に触れやすいところに立てる配慮はなかったのだろうか?と岩倉像を見るたびにいつも腑に落ちない点である。

   

   ※ 公園内の一隅に設置されている「岩村通俊」像です。

   

   ※ 園内にはご覧の白い花がかなり目立って咲いていました。

   

   ※ 花の名は「デイジー(ヒナギク)」だと思うのですが…。

 公園内には小さな池があったり、たくさんのベンチ、さらには東屋があったりと、市民が憩うには相応しい公園となっている。公園は桜の花の見どころと前記したが、桜の木には花が結実してサクランボがなっていた。試みに黒く熟したサクランボを口に含んでみたが、これがなんととても苦い代物だった…。

   

   ※ 野生のサクランボは苦かったぁ…。

 「円山公園」はけっして苦くはない。“サッポロジューン” の甘い風(?) が通り抜ける心地良い公園である。

   

   ※ 「円山公園管理事務所」の建物です。