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★★★★☆
会社にあった本。
タイトルは「喜劇」となっているのだが、
ちっとも笑えない。
というか、怖いよ~!!!
一般家庭の一週間の食事の記録をとったものなんだけど、
「子どもも夫も食べたがらないから」
「高いから」
「面倒だから」
と、子どもが便秘になろうが、夫が病気になろうが、
家での食事に野菜を出さない主婦たち。
「自分が疲れるから」
「保育園でやってくれる」
「自然とやれるようになる」
と、箸の持ち方も教えない、好き嫌いも改善させようとしない、
ついでに面倒だからと皿も使わない。
子どもが空腹を訴えるまで食事を出さない、
訴えられても用意がないので、外食かコンビニごはん、
冷凍食品やお菓子を与える……
と、衝撃的なコメントのオンパレード。
「お母さん」は家族の健康が自分にかかってるという使命感を
持っているものだと思っていたのだが。
幕内秀夫『変な給食』も結構衝撃的だったが、
こっちは家庭が舞台なだけに愛情の問題を感じさせて恐ろしい。
しかし、この本は、一つの家族の一週間の食事をすべて
載せているわけではないので、
極端に悪い食事内容だけをピックアップしていると受け取られても
仕方ない。
証拠となる客観的なデータがないので、
話半分に受け取っておいたほうがいいと思うんだけど、
それでも十分に衝撃的な内容。