レスリングの吉田沙保里選手の国民栄誉賞が決まった。自分としては、えっ?今更なんで? という感がある。どうも時の総理大臣が人気取りのために行なった授与とも思える。というのは吉田選手の業績は歴代の国民栄誉賞受賞者の記録と比べても「断トツにずば抜けた」記録なのである。なんで今まで声がかからなかったのかというくらいのものである。彼女の記録は、あのロシアの霊長類最強とよばれた重量級レスラーのアレキサンドル・カレリンの記録を超えているのである。カレリンは五輪3連覇+世界選手権9連覇であるが、吉田選手は五輪3連覇+世界選手権10連覇なのである。もちろん重量級の、しかも男子選手との比較は意味がないかもしれないが、歴代国民栄誉賞の受賞者と比べると彼女の業績ははるかに飛びぬけたものなのである。なんで今まで声がかからなかったのかが不思議である。野田さんの人気とりなのか?とも思ってしまうが、でも歴代受賞者の顔ぶれを見ると、なんとなく分かるような気がしてきた。