吉田クリニック 院長のドタバタ日記

日頃の診療にまつわることや、お知らせ、そして世の中の出来事について思うところ書いています。診療日には毎日更新しています。

国民栄誉賞 その2

2012年11月26日 07時01分29秒 | インポート

 歴代受賞者でスポーツ関係は王貞治、山下泰裕、衣笠祥雄、千代の富士、高橋尚子、なでしこJAPANである。言わずもがなで受賞前から誰もが知っている超有名人ばかりである。ここに吉田沙保里が続くのである。高橋尚子は日本陸上界初の金メダルということであるが金は1回である。その次の五輪のマラソンでは野口みずきも金を取っているが野口は2番目ということで注目度は高橋に比べると低かった。また柔道の野村忠宏は軽量級で五輪の金を3連覇しているが、谷亮子(国民栄養賞受賞者ではないが)の影に隠れ扱いは大きくなかった。山下泰裕は初めての五輪はロシア五輪であり日本がボイコットしたため出場していない。次回のロス五輪では金をとったが1個である。ところが斉藤仁はロス、ソウルで金をとり連覇しているが山下の影に隠れていた感がある。山下選手の業績はもちろん素晴らしいものであることに異論はない。しかしオリンピックのメダルから言えば斉藤のほうが多い。また記録的に見れば過去に全日本選手権13連覇している鬼の木村政彦の強さと記録には到底及ばない。これら記録とつき合わせてみてみると国民栄誉賞の選考基準は単に記録だけではないと推測される。