患者さんで体格のいい方がいる。この方は高脂血症で通院されている。食べ物の好みを聞くと小さい頃より「粉モノ大好き少年」のようである。つまり、米、うどん、そば、ラーメン、パスタ、お好み焼き、餅、団子系がお好きであり、炭水化物があれば何もいらないという感じであった。残念ながら?これらメニューは私の好物でもあり、同時にこのメニューは身体にはあまりよくないのである。自分は高校時代、昼食は外の中華料理屋でいつもラーメン・ライスを食べていた。この取り合わせは強力である。とにかく美味いのだ! たまに金があるときはタン麺ライスにした。まず丼のご飯の上にラー油と醤油をかけてかきまぜるのである。そしてその上にタン麺の野菜をすべて乗せて野菜炒め丼にするのである。そして具のないタン麺の麺とスープをおかずにするのだが、これが本当に涙が出るほど美味いのである。これは高校時代ならまだしも、今これをやってはいけない。でもこの高脂血症の患者さんの話を聞くと高校時代の自分の好物を思い出してしまうのである。嗚呼・・・。