課長が「sakeさん、手伝ってくれる?」と言う。
課長は今度始まる現場の近隣説明会の案内を三つ折にして封筒に入れてほしい、と言う。
そしてビックリするほど大量にプリントアウトしていた。
私はそれを三つ折にして、封筒に入れる。
ひたすら、入れる。
(しかし、こんなにポスティングするのは大変だろうなぁ・・)と思い、自分はポスティングの経験があるので、「私も手伝いますよ!」と言うと、課長も喜んでくれた。
「実はオーナーさんも、奥さんと一緒にポスティングしてくれるんだよ。」と課長は言い、「だからsakeさんも手伝ってくれるとみんなが助かるよ」と言う。
そして私達は大量の封筒を持って、現場に向った。
オーナーさんの奥様にも初めてお会いした。やはりオーナー夫人っぽく絵に描いたようにテキパキされた方だった。
そして私達はそれぞれポストに入れる区分けされた図を渡され入れていく事にした。
私は「慣れているからチャッチャとやろう!」と思い、夢中でどんどん入れて行った。
そして、手元の封筒がほとんど無くなり、残り1/5ぐらい辺りで、ハタと気がついた。
渡された地図のようなものにところどころ数字が書いてある。
それがどうも、今入れているポストの住所と若干違うのである。
まったく違うのならまだ良いのだが、若干違う辺りにどうもいつもの不吉な予感が頭をよぎる。。。
そうなのだ。
私は配るブロックを完全に間違えていたのである。
その時点でうすら予感はしていたのだが、「もうこれ以上何も知りたくない」と思い、残りもそのまま入れてしまった。。。
そして、私は道を戻りながら、オーナーさんに確かめてみると、やはり配る場所を完全に間違えていた事が判明した。
私は戻ってきた全員の前で「配る場所を間違えました」と白状した。
こんなこと、私だって言いたくない。しかしここで白状しないと、この先「うちは知らなかった・工事なんて聞いてない」騒ぎに発展しかねない。それが何よりも恐ろしいと判断したのである。
何とも言えぬシーンとした空気が場内に流れ(しかし誰も怒らず顔は平常)、私はすみませんすみません、明日自分が配りなおします、と言った。
そして課長の車で帰ると、アハハハと課長は笑いだし、「sakeさん、だっさいねぇー」と何度も笑った。
「いくつ足りないの?」
「71部です。」
また課長は笑った。
そして会社に戻ってから、二人でまたまた封筒を作成した。
手伝うどころか、完全に迷惑以外の何物でもない状態。
社長がやってきて、「また作ってるのか?」と言うと、課長は「数が足りなかったんです。」と言う。
そして二人でどんどん封筒を折って行った。
「それじゃ、行ってくるよ。1人で大丈夫だから。」と課長は出て行った。
ほんとにほんとにごめんなさい。。。。心の中でつぶやいたが、この日課長はもう会社には戻ってこなかった。
課長は今度始まる現場の近隣説明会の案内を三つ折にして封筒に入れてほしい、と言う。
そしてビックリするほど大量にプリントアウトしていた。
私はそれを三つ折にして、封筒に入れる。
ひたすら、入れる。
(しかし、こんなにポスティングするのは大変だろうなぁ・・)と思い、自分はポスティングの経験があるので、「私も手伝いますよ!」と言うと、課長も喜んでくれた。
「実はオーナーさんも、奥さんと一緒にポスティングしてくれるんだよ。」と課長は言い、「だからsakeさんも手伝ってくれるとみんなが助かるよ」と言う。
そして私達は大量の封筒を持って、現場に向った。
オーナーさんの奥様にも初めてお会いした。やはりオーナー夫人っぽく絵に描いたようにテキパキされた方だった。
そして私達はそれぞれポストに入れる区分けされた図を渡され入れていく事にした。
私は「慣れているからチャッチャとやろう!」と思い、夢中でどんどん入れて行った。
そして、手元の封筒がほとんど無くなり、残り1/5ぐらい辺りで、ハタと気がついた。
渡された地図のようなものにところどころ数字が書いてある。
それがどうも、今入れているポストの住所と若干違うのである。
まったく違うのならまだ良いのだが、若干違う辺りにどうもいつもの不吉な予感が頭をよぎる。。。
そうなのだ。
私は配るブロックを完全に間違えていたのである。
その時点でうすら予感はしていたのだが、「もうこれ以上何も知りたくない」と思い、残りもそのまま入れてしまった。。。
そして、私は道を戻りながら、オーナーさんに確かめてみると、やはり配る場所を完全に間違えていた事が判明した。
私は戻ってきた全員の前で「配る場所を間違えました」と白状した。
こんなこと、私だって言いたくない。しかしここで白状しないと、この先「うちは知らなかった・工事なんて聞いてない」騒ぎに発展しかねない。それが何よりも恐ろしいと判断したのである。
何とも言えぬシーンとした空気が場内に流れ(しかし誰も怒らず顔は平常)、私はすみませんすみません、明日自分が配りなおします、と言った。
そして課長の車で帰ると、アハハハと課長は笑いだし、「sakeさん、だっさいねぇー」と何度も笑った。
「いくつ足りないの?」
「71部です。」
また課長は笑った。
そして会社に戻ってから、二人でまたまた封筒を作成した。
手伝うどころか、完全に迷惑以外の何物でもない状態。
社長がやってきて、「また作ってるのか?」と言うと、課長は「数が足りなかったんです。」と言う。
そして二人でどんどん封筒を折って行った。
「それじゃ、行ってくるよ。1人で大丈夫だから。」と課長は出て行った。
ほんとにほんとにごめんなさい。。。。心の中でつぶやいたが、この日課長はもう会社には戻ってこなかった。