「まだ22だったっけ。」
とkekeが言う。
「来年は24になってしまうのかと思ってた。1年若かった。」
と言う。
そしてまたベッドにひっくり返っていた。
そう言えばたしかにこの年頃って1年がやたら大きくて
私が就職したのは23だったけど、仲のよかったMEGUちゃんは24で、
短大卒の子から私達は「おばさん」と言われていて、MEGUちゃんは
「あの時24だったのに、まだ24だったのにオバサンだと思い込まされてしまった。」
と、今だに必ずその話をするぐらい、貴重な年なのだった。
いいよ、keke。
もうそんなに頭を抱えてまで仕事を探さなくっても。
心理学の本によると、私のような小心者はこう言う時に「最悪の事態」を想定して、それでもどうにかなるさと思えばいいらしい。
私は最悪の事態を考えて、kekeが働けなくても、私が働いて、あと20年ぐらいは最悪乞食でも何でもしてみたとして、あと20年しても私もkekeも稼げなくなったら、二人で死のう。
あぁなんだ、死ねばいいのか。
「死ぬと言うことを体験して無いからさ」とAさんは言うけれど、それも事実なんだろうけど
小さい時で言えば、逆上がり。
クラスで5人ぐらいできない子が居たとして、チャイムが終わって残されても、そのうちの4人は最後の最後にどうにかできる子で、私はゼッタイできない。何故なら、足を地面から離すのが怖いから。
うんていも同じ。
3つめからどうしても手が届かない。足が離せないから。
運動能力じゃない、精神科だよ!
今ならそう分かるけど、あの頃は何も言えなくて親にも言えなくて、先生になんぞ分かるはずも無く、死刑判決だとしたら大げさだろうけど、絶対できないのが分かってて迫りくる、判決を待っている、そんな心境だった体育の時間。
そして、ボールが見えてくると今日は死刑じゃなかったとホッとする。
あの頃の気持を思い出すと、「死ぬ」ってことが、「あぁそうか死ねばいいのか」と思ってしまう。
こんな年になっても。
明るくて
学歴があって
社交的で活発な
体育会系の
そんな子だけが、企業からも社会からも必要とされるなら
そんな子達だけが生きて行けばよいじゃない。
今の世の中はそんな感じでしょうから。
だからいいよ。もう。
ムリなら働かなくたって。
どうしてもだめなら、二人で死ねばいい。
それだけのことさ。
そう言ってやりたいけど、「親」と言う最後の砦が、まだ言わせない。
また今日も。
とkekeが言う。
「来年は24になってしまうのかと思ってた。1年若かった。」
と言う。
そしてまたベッドにひっくり返っていた。
そう言えばたしかにこの年頃って1年がやたら大きくて
私が就職したのは23だったけど、仲のよかったMEGUちゃんは24で、
短大卒の子から私達は「おばさん」と言われていて、MEGUちゃんは
「あの時24だったのに、まだ24だったのにオバサンだと思い込まされてしまった。」
と、今だに必ずその話をするぐらい、貴重な年なのだった。
いいよ、keke。
もうそんなに頭を抱えてまで仕事を探さなくっても。
心理学の本によると、私のような小心者はこう言う時に「最悪の事態」を想定して、それでもどうにかなるさと思えばいいらしい。
私は最悪の事態を考えて、kekeが働けなくても、私が働いて、あと20年ぐらいは最悪乞食でも何でもしてみたとして、あと20年しても私もkekeも稼げなくなったら、二人で死のう。
あぁなんだ、死ねばいいのか。
「死ぬと言うことを体験して無いからさ」とAさんは言うけれど、それも事実なんだろうけど
小さい時で言えば、逆上がり。
クラスで5人ぐらいできない子が居たとして、チャイムが終わって残されても、そのうちの4人は最後の最後にどうにかできる子で、私はゼッタイできない。何故なら、足を地面から離すのが怖いから。
うんていも同じ。
3つめからどうしても手が届かない。足が離せないから。
運動能力じゃない、精神科だよ!
今ならそう分かるけど、あの頃は何も言えなくて親にも言えなくて、先生になんぞ分かるはずも無く、死刑判決だとしたら大げさだろうけど、絶対できないのが分かってて迫りくる、判決を待っている、そんな心境だった体育の時間。
そして、ボールが見えてくると今日は死刑じゃなかったとホッとする。
あの頃の気持を思い出すと、「死ぬ」ってことが、「あぁそうか死ねばいいのか」と思ってしまう。
こんな年になっても。
明るくて
学歴があって
社交的で活発な
体育会系の
そんな子だけが、企業からも社会からも必要とされるなら
そんな子達だけが生きて行けばよいじゃない。
今の世の中はそんな感じでしょうから。
だからいいよ。もう。
ムリなら働かなくたって。
どうしてもだめなら、二人で死ねばいい。
それだけのことさ。
そう言ってやりたいけど、「親」と言う最後の砦が、まだ言わせない。
また今日も。