きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

立派な竹ぼうき

2013-11-29 | 今の会社
うちの会社はめったに客が来ないのだが、たまに来ることがあって、社長が応接室にエアコンを入れていたので、私も出入口付近の落ち葉を掃くことにした。

アスクルで注文した室内用のホウキでエッチラオッチラ掃いていると、お隣の社長さんがアハハハ!と笑って、「そんなホウキじゃ掃けないでしょ。」と言う。
「うちにあるホウキを使っていいよ、あとでここに置いておけばいいから。」と竹ぼうきを貸してくれた。

それで掃いてみるとなんと!魔法のように落ち葉が移動してゆくではないか。
「おぉぉぉぉ、これは楽しい!」

私はさっさと掃いて、おおざっぱながらチリトリで取ってゴミ袋にまとめた。おしまい。


それから数日後、また前日の風で落ち葉が舞い、しかも雨で濡れていた。
しかし、かなりの落ち葉の量で見苦しいこと、この上ない状態である。

ぼんやり立ちつくしていると課長がやってきたので、「落ち葉、これは掃いた方がいいですよね。」と言うと、課長は「こんなに濡れていると掃けないよ、乾いてないと。」と言い、「それで乾いたら、風に吹かれて飛んで行っちゃうから。」ハイおしまい、と言う感じである。


そして翌日になると、やはりまだ湿っているものの落ち葉は吹かれず、そのまま残っていた。
私は事務員として、女性としてこのまま放置して良いものだろうかと思いあぐねて、誰も居ないのをいいことに掃いてみることにした。
うちの会社の駐車場のわきに、捨てられたような竹ぼうきがあるのを思い出し、それを持ってきて掃いてみた。

しかし、やはり違う。
思うように落ち葉がかき集まらない。

なぜだ?とよくよく考えてみたら、竹ぼうきの「柄」ではない「房」の方の丈がやたら短くてスカスカなのである。なので、落ち葉が気持良いように集まらないのだ。これでは今までの室内用のホウキとあまり変わらない。
お隣の社長さんは「いつでも使っていいよ」と言っていたので、拝借しようかとも思うが、そこの社員さんがうっかり見ていたらまるでコソ泥のようになってしまう。それもためらわれ、もういい加減に止めてしまった。


あとでnanuさんと秀クンが戻ってきた時に「竹ぼうきがほしいです。」と言ってみた。
「なんで?」「なんでだ?」と言うので、そこの周りの落ち葉を掃いていたら、隣の社長さんが竹ぼうきを貸してくれて、嘘のように簡単に掃けた話をした。

「うちの駐車場にあった竹ぼうきも使ってみましたが、うまく掃けません」と言うと、秀クンが「300円の安いのはああなんだよ」と言う。nanuさんは「金物屋に売ってるからそういうの買ってくれば?」と言う。


買ってくれば。



それがなかなか困難なのだ。
基本、sakeさんは事務所にいる人だと思われているので、私がフラフラ外に出ている時に社長が用事があったりすると、怒りだすのである。

なので私は外に出るたびに

「これから、銀行に行って参ります。」
「今日は、午後から年末調整説明会に行って参ります。」
「これから、謄本を取りに行って参ります。」
「明日は、朝イチに銀行に寄るので遅くなります。」

と、いちいち断っているのである。

そのノリで、

「これから、お高い竹ぼうきを買いに金物屋に行って参ります。」



なんて言えるかーーーーボケッ!!!

どう考えても、アンタらが現場の帰りに買ってくる方が一般的に普遍的にスムーズだろ!
そんなに「sakeさんのために」何かするのが面倒なのか!もう!!


・・・・とも言えず。


秀クンがそれじゃしょうがないなァと言う感じで「今度買ってきてあげるよ、ナイロンのでいいね。」と言ってくれた。

ナイロンの竹ぼうきとはどんなものだろう?と楽しみにしているが、3日過ぎた今、まだ買ってくれている気配はないので、お隣からこっそり借りている。

そしてスイスイ落ち葉を掃きながら、「この竹ぼうきは素晴らしい。2000円3000円掛かっても、これだけ労力が掛からないなら、かえって安上がりではなかろうか。」と私は思っている。
果たしてうちの現場では、どのような竹ぼうきを使っているのだろうか。