きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

人生相談

2013-12-08 | 読んだ本
kekeと、そろそろ学校も終わりだねなんて話をしていると、「お金がなくなってきた」と言う。

「ジュースや食べ物はあるのを食べるとして、小遣いは自分で稼いでほしい」と言うと、本人もそのつもりのようである。ただ、今度学校の友達と飲み会があるから、そのお金をほしいと言う。

「友達ができたのか?!」と私は喜んだ。
何人か友達ができて年齢もバラバラなのだと言う。
「そうかそうか、せっかく友達ができたんなら飲み会に行っておいで」とお金を渡す事にした。

ずっと家から外に出なかった時期もあったことを思い出すと、こうして外に出て友達ができるだけで「ありがたい」と思うんだなァ。そうだ、これでいいんだ。
少し家をきれいにしよう、掃除機をかけてくれと頼むと、掛けてくれた。
二人でやると掃除も早い。うれしい。


帰りに図書館に寄り、借りた本を返して書棚にうつった。
美輪明宏の人生相談みたいな本があり、思わず手に取った。

相談の内容を見ると、「息子がひきこもって働かない」と言うお題があり、「美輪さんは何て答えるのだろう?」どれどれとページをめくってみた。

すると、そこには「学校を出て普通に就職するだけが人生ではありません。お宅の息子さんは家で料理や掃除などをするのは好きなようですね。才能がないわけではありません。家にいるのが好きな子もいれば、外に出るのが好きな子も居ます。思わぬ才能が開くかもしれません。外で働けというのはあなたの押し付けです。」と書いてあり、「あのビートたけしも(中退した時は)お母さんは一番手に負えず悩んでいましたよ。」と書いてある。

へぇー、美輪さんは引きこもっている息子に無理矢理「働け」とは言わないのか・・・なるほど・・・他の悩みはどうだろうかと思い、今度は「不倫相手と別れたいのに別れられない」悩み相談のページをめくってみた。
美輪さんは「あなたの人生をとやかく言う権利は私にはありません。しかしそういう相手なので幸せにはなれない事を覚悟しましょう。別れたいのならそれとは別に男の人をさがせば?もっといい人が見つかるかもしれませんよ。」と書いてある。

なるほど・・・・自分の人生を引き受ける覚悟があればあの美輪さんもとやかく言わないのか。

今度行った時またあったら、借りてみようと思いながら車を出した。