きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

kekeから借金

2013-12-31 | 息子keke
kekeはスーパーに行くと言うのに、まだ帰ってこない。
もう1時間半ぐらいになるのに、何をしてるんだろう?

私も買い物に出て、明日はスーパーが休みだから何となく買い込んでしまった。野菜も肉も正月モードで値段が張ってる。3,000円近くも買ってしまった。
「ペットボトルのお茶はまたもう一度出直そう。」と思って家につくと、間も無くkekeが帰ってきた。
スーパーでお茶やカップラーメンを買っていたようだ。

「何でこんなに時間が掛かったの?」と言うと、「AKI君に会った」と言う。
AKI君は中学の時の同級生でとても仲が良かったのだ。今は遠い地で1人暮らしで大学に通っている。

「AKI君、どうしているの?」
「これから就活だって。」
「kekeはこの現状をどう説明したの?」
「就活中カッコ仮。」
「(仮)。。。」

「お正月にみんなで会うことになった」と言い「だから誕生日プレゼントとして現金を先にほしい。」と言う。
そして、「大丈夫だと思うけど、心配だからもう1万円貸してほしい、この前のバイト代が10日にはいるから。」と言う。

「忘れそうだから、借用書書いて。」と言うと、「借金は口答だけで成立するんだ、宅建を取ったのに民法を知らないのか。」と言う。

忘れないようにブログに書いておこう。

今年ももう終わりか。。。
それでは、皆さん、よいお年を。。。





謝罪

2013-12-31 | 息子keke
暮れもせまる中、見た目だけでも掃除しとこうと思って、kekeに「今日は掃除をしよう」と言うと、今TVを見ているから30分後からにしてほしい、と言うので、それまでkekeのベッドで横になって本を読んで待っているうちにうとうとしてしまうのだが、ハッと気がつくとkekeが待っている。
言い出した手前、ぼちぼち片付けようか、と言う。

掃除機をかけようとコタツを布団をあげて動かしたら、かなりグラグラしているのに気がついた。ネジがなくなっていて、コタツの足や胴体がバラバラにいつはずれてもおかしくない。(ネジは掃除機でうっかり吸い取ってしまったのだろう。)

それを見ながら「ネジは無いしどうしていいか分からん」と私は言い、「このまま騙し騙し使おう」と言うがkekeは「このままだと危ない」と言い、足を1度はずして組みなおしたりいろいろやったりして、バラバラになりそうだった胴体をかっちり組みなおした。
「すごい。元に戻った!」
kekeは「ネジが抜けているからまた元に戻ると思うけど」と言うが、全然がっちりしている。

掃除ははかどらず、散乱した部屋を見ながら「掃除は苦手だよ。やりたくないことを無理にやるのは、ホントに体が動かないや。」と親らしからぬ発言をして、「kekeの仕事(さがし)もそうなのかな」と言うとkekeは苦笑いをした。

「この本、いいことが書いてあるよ」と私は言って、「自分と相手の境界線を踏み越えてはいけないんだって。例えば、kekeに仕事をしてほしいと思うのは私の気持だけど、本当に仕事をするかどうかは、kekeが自分の意思で決めることなんだ。境界線を越えて私が言うことじゃないんだって。」

「それは3年前に知ってた。心理学の本に書いてあったから。」
「それじゃ、何が何でも大学に行けと私が言ったのは間違いだと分かっていたのかい?」
「その時は急に言われたから分からなかった。」


本にはその後にこう言う事が書いてある。
相手の領域(意思の自由)を認めることは、その責任も本人に取らせることだ、と。

それは脅すようで言わなかった。言わなくてもkekeは分かっている。働かずに生きていけなければ最悪死ぬ。それだって一つの責任の取り方。もちろん、私が生きているうちは死ぬようなことはしてほしくない。養う(または家から出てもらう)選択をするのは私。
でも私はいつか先に死んでしまう。その時はどんな結果になっても本人が選んだ人生をまっとうしていくしかない。

そうなっては困るから、そうなっては困るから、ってkekeの領域に土足で平気で上がりこんでいたのだ。何が困るだろう、人生に「正しい」があるのか、何が悪い人生なのか、それをどうして私が決められるんだろう?!誰を裁く権利があるんだろう。

「sakeさん、この人と結婚するとあなたは幸せなのよ、真面目なサラリーマンだから。」と目の前に男の人を突き出されて、それで無理に結婚しなきゃならなかったら私は幸せなのだろうか。それも幸せだと言い聞かせることはできるけど、今の方が生きてる感じがする。人から決め付けられた幸せなんて。


「あの時は悪かった。ごめんね。」
私はkekeに謝った。

それと同時に、ここまでなんて自分の思うままに生きてこれたんだろう。
世間から見ればしょうもないはずなのに、両親は誇りを持ってくれた。
もう伝えることはできないけれど、心から両親に感謝したい。