きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

Dr.明橋の生きるのが楽になるたったひとつの言葉/明橋 大二さん

2013-12-19 | 読んだ本
Dr.明橋の生きるのが楽になるたったひとつの言葉


ずいぶん前に図書館で「子育てハッピーアドバイス」という本を読んだ。

「赤ちゃんを優しい気持で育てましょう、そんなに肩ひじ張らないで気持を楽に育てていいんですよ。お母さんも心のゆとりを持ちましょう、大丈夫です。」
そんな内容が漫画とともに描かれていて、「こんな本が20年前にあったら悩まなかったかもしれない。もっと優しく子育てができたのではなかろうか。」と思ったものである。

その人Dr.明橋さんが、今度は大人の女性向けに書いた本である。

印象深かったのは「自己肯定感」と言う概念である。

自分を肯定できるあたたかい、しっかりした幹のようなもの。
これが適切な時期に育てられていないと、自分が大人になったり親になっても不安ながらに生きて行くようになり、子供を育てるにしても影響が出てしまうと言うことである。

ひとことで言えば「欠点を持っているありのままの自分でいいんだよ。」と言う概念だそうだ。
親から「ありのままのあなたが好き」と育てられた子はその幹がしっかり育つそうである。しかし自分が頑張って結果を出さないと親から認められなかった子供は、常に頑張ることに振り回されてしまう。そして、同じように頑張ることを子供にも求めてしまうのだそうだ。

頑張らないと受け入れてもらえない。
そういう風に育てられてきたので、頑張らない子供を受け入れることができないのだ。

まずは「自己肯定感」を育てましょう、と言う本である。
ありのまま、このままの自分を好きになりましょう。
いっぱい自分にほめ言葉を与えてあげましょう。
そのように書いてある。
 
この本を読んで、我が身を振り返り、うちら親子はこの「自己肯定感」というものが足りないことに気がついた。

今の生活を修行をしよう。
本当はもっと早く20代の時期にこれに気がつけば良かったのだが、残念ながらもう親から無償の愛情を求めることはできない。連れ合いもいないし、残念ながら私自身はもう欠点を含めたありのままの自分を受け入れてくれる人はいそうにない。そこまで余裕がある人なんて身近にはいない。

でも、自分が愛情を与えることはできるかもしれない。
自分が得られていないものを子供に与えることは簡単ではないけれどできるかもしれない。

いっけん怠けているように見えるkekeであるが、自己肯定感が少ない人は生きているだけでエネルギーを消耗しているという。自分の存在感が無いから、生きているだけで大変なのだ。

そう言われてみれば、kekeも年中死んでしまいたいとよく言っている。
生きているだけで大変なのである。
これが今の課題だと思って、そんな我が息子を愛することを考えてみよう。
いや、「愛する」ことはたぶんムリかもしれない。
愛されることを知らない自分が、人を愛することなんてだいそれたことができるだろうか。

でも、「受け入れる」ことは努力すればできるはず。
ここから始めてみよう。

ちっとも生きていたくない自分、しょうのない自分も全て受け入れてみよう。
そして今のkekeを受け入れることを、(ここは頑張って)してみよう。