父がいる。
ご飯を食べさせる。
今日のご飯は生姜焼きなのか、炒め物なのだろうか。
固形になっていないから良くわからない。
とりあえずおかゆに乗せて食べさせる。
父はあーんと口をあける。
時間がまったり、まったり過ぎていく。
とても静かでゆっくり過ぎていく。
あんなこともあった、こんなこともあった。
ここにくる前も。
ここに来てからも。
今は口をあーんとあけて、父が食べる。
そうだった。
自分1人で箸を持って食べていた頃もあった。
いろんな会話ができた頃も。
そんなことをぼんやり思い出す。
少しづつできなくなって、
少しづつ、できていた頃を思い出す。
いつかはこんな風にすることもなくなるのだろう
その時は今日の、こんなことも思い出すのだろうか。
今の自分はどのように映るのだろうか。
波のように繰り返される。
娘から父へ
そしていつかこんな思いを、息子にも味わせることになるのだろうか。
その時、私と別れる覚悟ができるのかなぁ。
波は繰り返す。
娘から父へ
母から息子へ
ご飯を食べさせる。
今日のご飯は生姜焼きなのか、炒め物なのだろうか。
固形になっていないから良くわからない。
とりあえずおかゆに乗せて食べさせる。
父はあーんと口をあける。
時間がまったり、まったり過ぎていく。
とても静かでゆっくり過ぎていく。
あんなこともあった、こんなこともあった。
ここにくる前も。
ここに来てからも。
今は口をあーんとあけて、父が食べる。
そうだった。
自分1人で箸を持って食べていた頃もあった。
いろんな会話ができた頃も。
そんなことをぼんやり思い出す。
少しづつできなくなって、
少しづつ、できていた頃を思い出す。
いつかはこんな風にすることもなくなるのだろう
その時は今日の、こんなことも思い出すのだろうか。
今の自分はどのように映るのだろうか。
波のように繰り返される。
娘から父へ
そしていつかこんな思いを、息子にも味わせることになるのだろうか。
その時、私と別れる覚悟ができるのかなぁ。
波は繰り返す。
娘から父へ
母から息子へ