きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

素晴らしい人生

2013-12-09 | 女だから思ったこと
美輪さんの「悩み相談」を読んで、私は自分の失敗した2度の結婚を思い出す。

世間から見たら2度も結婚に失敗して、子供も無職で、どんなに不幸な女だと思うかもしれないが、私は笑っている。
離婚はしたけれど、結婚したかったのは自分だ。
親が出てきて「あんな男はやめろ」と無理矢理別れさせられたら、そこで一生「結婚できなかった」と悔やんでいただろう。失敗はしたけれど、思うように結婚できたことは、本当に幸せだった。

自分に娘がいて、その娘が「こりゃ苦労するだろうな」と言う男を連れてきて、この人と結婚したいと言ったら、反対してもきかなかったら、最終的には応援するしかないだろう。自分の人生を振り返れば、結婚に失敗するよりも、一緒になりたい人と親のせいで一緒になれないことの方が可愛そうだと思うから。


どうして、自分の息子で同じように考えられなかったんだろう。

社会的におちこぼれになる(私で言う2度の離婚)より、自分の好きなように生きられない方がよっぽど不幸ではなかろうか。大学に卒業して安定した企業に入ることより、好きなように生きる方が大切なのではないか?

親が「そんな男はダメだ!」と、親が選んだ人と結婚したら、ちょっと悪いことがあるたびに「自分の選んだ人と結婚したかった」と思ったんじゃないか?


kekeの人生は、kekeが思うように生きて行っていいんだ。
私ができることは、失敗して行き場所が無くなった時に迎え入れることだったんだ。
私の両親がそうだったように。


どうして今までそんな事に気がつかなかったのだろう???

石原加受子さんの本によると、「結果よりプロセスを重視しよう」と言う。
離婚と言う結果の良し悪しにとらわれるより、「好きな人と結婚できた」ことに注目するべきだ。結果に注目してしまうとそこを良くするために頑張ってしまう。自分ひとりが頑張るだけでは済まず家族や恋人にも、そのゴールを目指すことを強要してしまう。

そうではなくてプロセスを重視する。
自分がありのまま、したいように生き、その感覚を大切にしようと言う。

1度の結婚で永遠の愛を継続することが幸せだなんて誰が決めたんだろう。
そういう人がいてもいいし、そうじゃない人がいたって不思議じゃない。
いろんな人生があって、いろんな愛し方があっていい。

結婚と言う形式を大切にしたいとしたら、自分が旦那さんを愛すればいい。
相手からもできれば愛されていたいけれど、強要はできない。
相手は相手の人生や感性がある。だんだん変わっていくこともあるだろう。
ずっと自分を愛してくれて、それが当たり前だなんておこがましくないか?

誰かと結婚することが、誰かにずっと愛されていることが幸せだと思っていることは、相手が自分の思うようにならないと不幸せになってしまう。
自分の幸せは、人が関与しないところで求めたい。
自分の人生を思うように生きてきたかどうか。

好きなように結婚も仕事もやらせてもらってきたことを幸せだと感じよう。
今だって、わりといい。
人は動かせないけれど、自分自身は思うように好きなようにやっている。
満足できる。

同じような人生を、kekeにも送ってほしい。
これからは、応援しよう。

そして、2度の離婚を受け入れてくれた両親に最高に感謝したい。