きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
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「女という生き物」益田ミリさん

2015-04-23 | 読んだ本
益田ミリさん「女という生き物」を読む。

この本を読む前に「キュンとしちゃだめですか?」「ちょっとそこまでひとり旅だれかと旅」も借りた。(以上3冊はマンガではなくエッセーである。)

「キュンとしちゃだめですか?」は独女代表みたいな彼女(40代前半の独身女子)が男の人にキュンとなる瞬間を短め文章で表現してみた本である。でも頑張ってキュンしている感じが否めず、キュンとするのも大変だなと感じた。

「ちょっとそこまでひとり旅だれかと旅」は、今出かける意欲があまりないこともあり、その内容より益田さんが彼氏と旅行している事実が衝撃的な本だった。
マンガ(すーさんシリーズ)では、30代半ばの独女の心境を余すところなく語り「独女のバイブル」とまで(?)崇められている益田さんが旅行記でサラリと「彼氏と旅行した」が出て来てしまうなんて、あのすーさんシリーズは何だったのか、と衝撃が走った。


この「女という生き物」は面白い。
どのぐらい面白いかと言うと、トイレに入りながらでも読みたくなるような本である。まだ最初から1/4ぐらいしか読んでないが、いきなり「赤ちゃんはどうやって生まれるのだろう」と言う子供時代の疑問とそれが徐々に解き明かされる経過が語られている。女子ならではのタブーに出来る限り踏み込んでやろう、という心意気を感じるエッセイである。

これを読み進めていくうちに、私は前回感じた少しの違和感の理由が分かった。

それは「身構え」である。
「結婚」「出産」しないでいる自分を世間から責められているような気がすることへの身構えである。「ほんとうは私は私、そんなことで評価しないでほしい」と言いたいのに素直に言えず、身構え、どこか毒づかなくてはいられない所である。

しかしそんなに世間は結婚しない女を責めているのだろうか?もしそうだとしたら、結婚してなきゃいけないなんて考える方が可哀想だよね、と最近の私は思う。

しかしよく考えてみたら自分も30代の頃はそうだった。
母子家庭に対する世間からの身構えがやたら強くて、ムキになって、誰に対しても(特に男には)素直になれなくて嫌味の一つでも腹の中でつぶやかずにはいられなかった。また周囲にいる男も幼稚であった。ことさら私の年齢とシチュエーションをコバカにしていた。
でも今振り返ると、コミュニケーションを取るのにそういう方法でしかできなかったのかもしれない。いずれにしてもそこまで意識するようなことではなかった気がする。(若気の至りなのだろうか。)

それにしてもどうして世間は女に対しては「結婚」だの「出産」だのをもって評価したがるのか、離婚しているのが悪いか、などといつも思っていたが、あれは姿のないオバケだったのかもしれない。私一人が気にかけ、見えない敵と戦っていただけなのかもしれない。
でもあれがあって、今の私がいるのだからいいけど。

ところで益田ミリさんという人は、いったい本当に彼氏がいるのだろうか。いるとしたらどうして結婚しないのか。(本の内容からしても家庭もちとは付き合わないだろうと思われる。)
この本をもう半分(すでに半分読んできた)読めばそれが分かるのだろうか。それがめちゃくちゃ気になる。(結婚なんて気にするなと言いながら大きなお世話のワタシ・・)



ニラがたくさんあるので、豚肉とニラで焼きそばを作ることにした。
昔作った上海焼きそばを思い出して、ニンニクのみじん切り、オイスターソース、塩コショウで味付け。
もうちょっと濃い目でもよかったかもしれない。(kekeには「これは焼きそばではなくて麺と野菜だね」と言われる。)