きっと、いいことあるよね!

母(sake)と息子(keke)の日々の記録。
お出かけ写真と料理など。

インプット・アウトプット

2012-06-04 | 友人
G子から電話が来たのは金曜の昼休みで、「T男が怒ってる」と言う内容からである。

「ハイキングに行くけれどお前は誘わないから」と言うメールが来たと言うので「その前に何か気に入らない事があったのではないか?」と私は言い、G子は「分からない」と言うので、「今までのいろいろな事が鬱積しているのかもしれない。【どうしてそんな言い方をするの?】って怒らないで素直に訊いてみると理由が判るのではないか。」と返事した。

その後G子は「この前東京ゲートブリッジは1人で行ったのか?」と言うので「もちろん」と私は答えると、「今度一緒に行っていいか」と言うので、「そうだね」と言った。

次に電話がきたのは土曜の夜でもう私は既に寝ていた。

次に電話がきたのは日曜の昼、父の病院に行く間の下りのカーブを曲がった辺り。
私は着いてから「病院だから電話はできないけど」とメールで謝って父の元に向った。

もうそろそろ自分から電話をしなければならない、するべきだろう常識的には、と思いつつ車の運転をし続けていた。
しかし負担なのだ。かなり負担。
会話は常にG子はアウトプットであり、私はそれをスポンジのようにみるみる吸収する。しなければならない。させられる。
「それはあなたも悪いでしょう」と言うなら、1度本人に会っていただきたい。弾丸のように次から次へ言葉が出てくる。それで一つ逆らえばまたあのケンカになる。あの怒り方を知ってから怖くて怖くて、えぇ奥さんに真っ向から立ち向かえない男の気持とはたぶんこれに違いない。。。

何度G子に言おうと思っただろう。
「ねぇ、ブログって知ってる?あれいいよ、だって思った事をただ書いていけばいいんだから。」

バランスが大切で、インプットが多ければ多いほど、アウトプットが必要なのである。
そりゃ仕事して子供抱えて男の影も見え隠れしてるからインプットはどうしたって多くなるわけで、それをどこかでアウトプットしなければならないわけですよ。それはとても分かるのです。
でも、それがいつも私でも困るのです。

次に電話が来た時は夕方、私は観念したかのように受話器を取ると「電話が来ないからお父さんが何かあったのかと思った」と言う。
「いや、今日は寝てて食事が大変だったけど別に特別なことはないんだよ。」

するとG子はこの前はありがとうと言い、何かと思ったら「T男のアドバイス、的確だった」と言う。「その通りにしたら、T男も少しづつ気持を話してくれてね、うまく行ったの。ハイキングも一緒に行ったのよ。」

「そうだったんだ。」
「お弁当、要らないって言うけど作っていったの。でも喜んでくれてね。sakeちゃんがアドバイスしてくれた事言ったら【1回しか会ってないのによくオレのことが分かるね】って言ったの。」
「だってG子から話聞いてるもの。あの人、私と似てるのよ。一つ集中型。恋愛体質なの。自分を優先してくれればそれだけでいいの。ポイントはそこだけ。」
「今日はすごく機嫌が良くてね、ケンカ1度もしなかった。こんなこと初めて。今まで分からなかった。。」

それは良かったね、と私は電話を切って、自分から折り返さずに逃げていたことを少々反省した。。。


しかし、また電話が鳴り、G子からである。
「待ち合わせしてたM君が怒っている」と言う。

「どうして?」と言うと、「さっきsakeちゃんと長電話してたでしょ、でM君が電話してもつながらなかったらしい。」と言う。
「約束の時間を過ぎてたの?」
「ううん、早く着いたから」
「それだけでケンカになるの?」と言うと、M君は調子が悪かったみたいとか、いえいえそれだけじゃないハズ、大切な何か重要事項が抜けているのでは?それよりどうしてさっきの電話で「これからM君に会う」と言う報告がなされてないの?(って、義務はないんだけどさ)、話がつながっているようで、ところどころ抜けてるじゃないのさ。

そしてG子は「どうしてsakeちゃんは悩まないの?」と言い、羨ましいと言い、私はこうしていつも悩んで後悔してばっかり、と言うので、いやいやいやいや、それはどう考えても違うでしょ、私は今日も昨日も車の中でグルグル考えていましたよ、遡って遡って14年前まで遡って、転校からkekeに野球をやらせたことから、高校受験、大学選びも、辞めるのを許したタイミングも、何もかも、あなたの突発的行動を止められなかったことも含めてえぇほんとに何もかも後悔してますよ、毎日懺悔懺悔の日々です。ただあなたに言わずブログと言う所に落とし込んでいるだけで。

と言いたい所が、kekeの話題はあれ以来二人の間で大タブーになっていたので、「そんなことないよ、日々全てに後悔してるよ」と言うのが精一杯で、G子は「T男もsakeちゃんと同じこと言う。私が依存しすぎなんだって。」と言い、やっぱりここでも肝心な部分が抜け落ちるのであった。

女がひとりおとなになっていくために

2012-06-03 | 女だから思ったこと
今日は4時にすらなっていないけれど、私にしては「朝」なのだった。
今なら車はすいてるし都内につく頃には明るくなる上、kekeが起きる頃に帰ってこれると、そっと財布を探し、明菜のレンタルCDを入れ、顔に日焼け止めを塗りまくり、水筒に水をつめた所で(一応気を遣って台所ではなく廊下の灯りでつめていたのだが)kekeがむくっと起きたので「これからドライブしてくる」と言うと、「じゃそっちの布団で寝る」と言う。

しかしドアを開けると雨だった。

それからkekeのベッドで借りてきた伊藤比呂美さんの「とげ抜き新巣鴨地蔵縁起」を読むことにした。
kekeが熟睡できずに起きて来ると「ドライブ止めたの、雨だから」と私は言った。

「やきそば食べる?」とkekeが言うので「作ってくれるの?」と私は言った。

面白い本は・・・いや本に限らず、最近の私は「したいこと」をおかまいなしにすると言う性癖があって、これは私だけにとどまらず、人間ある時期-例えば子育てが終わりの時期にさしかかってきたとか、人生お役目ゴメンみたいなものが近づいてきたとか、そうなると今まで当たり前に我慢できてたことができなくなって、買いたいものは今すぐ買わなければいられなくなるとか、それは老眼と同じように、心のピントを柔軟に合わせられなくなると言うのか。

そう言う状況で私はkekeが台所でトントントンと野菜を切っている間もおかまいなく「とげ抜き新巣鴨~」を読み続け、体は起こす事はできないが、声だけはすまないねぇと言い、「年取ると、もう何か頑張れなくなっちゃうのよ」と言うと、kekeは「それは年のせいじゃないよ」と言う。

「kekeもそうなの?」と言うと、返事は無い。
「今日こそ夜美味しいものを作るね」と言うのもその場限りのウソだとばれている。

音はリズミカルにトントン聞こえ、やがて炒める音に変わって行った。

kekeが声を掛けるでもなく、二人前の山盛りの焼きそばが出来上がった。
私はいつものように美味しい美味しいとパクパク食べ、kekeは「塩コショウをしてなかったから味がしまってない」と言い、「これは75点だ」、と言う。

「言われればそうかもしれないけど、おいしいよ。ひき肉も入れたんだね、おいしいわ。」と言うと「ひき肉は賞味期限が昨日までだったから。これだけ野菜の種類を入れたのだから、うまく作りたかった」と言う。

キャベツ・ニンジンは細かく切ってあり、それはそれでまた美味しく、もやしも存在感を主張するほどには入ってないのが、またよろしい。
塩コショウが入っていたらもっと美味しかっただろうけど、これでも普通なら充分だろうと思う。

kekeは皿を流しに片付けてから部屋に入り、私は寝転んで続きを読んだ。

「二十二のとき、苦しい恋愛いたしました。あまり苦しくて、何度も母の前で身をもだえて泣きました。でもお岩のいのりで別れさせてもらおうたいくらなんでも考えていませんでした。そのあとも、苦しい恋愛には絶え間が無く、いな恋愛が苦しくなかったことなど無く、ほかにどんな男を母に知られて願掛けに行かれていたかわかったもんじゃありません。母のどの願掛けが効いて、こうなってああなって今こうしているのかわかったもんじゃありません。わるいことをいっぱいしてきました。しないではいられなかったんです。女がひとりおとなになっていこうとしたら、生臭いこともわるいことも思いっきりしないではいられなかったんです。そのけっか万の仏に疎まれたようなこの苦労、男で苦労し子どもで苦労し、またまた男で苦労して、一息ついたと思ったらこんどは親で苦労しております。」(原文どおり)

「明日を信じて笑顔でがんばりましょう」教より、この文章の方がどれほど説得力のあることか。

赤ん坊としてオギャアと生まれてきた頃か、せいぜいハタチ辺りをピークとして、後は一息ついては苦労のクレッシェンド。
人様もおそらく何かはあるだろうけど、笑っていれば良いことがあると言われることさえ責められてるようで、何も語らず笑顔でいることもできなくはないけど、かえって逆に痛々しい気がして、私は泣けた。

まだ朝は8時。
なんでもできる時間。

みんな知ってる

2012-06-02 | 今の会社
「前にsakeさん、社長が何か買ったとかで落ち込んでたことがあったよねぇ」とAさんは言い「それは何を買ってたの?」と言うので、うぅ・・・と悩んでいると「絵でしょ」と言うので、「え!どうしてそれを知ってるんですか!\◎◎/」と言うと、「みんなが言ってるよ」と言う。

この前の親睦ゴルフの後の飲み会で、酔っ払った社長が150万の絵を買ったと撮った写メでみんなに見せていたと言う。

「トモゾウさんに知ってるのか?と言われて『知らない』とも言えずにnanuと二人で適当に話を合わせておいたんだけど。いつも金が無いってあんなに値切っててさぁ。」

そんなバナナ。
とてもじゃないが、そんな話は多言できないと思って小さな胸のうちに秘めていたのに。。orz・・写メ。


●昨日kekeが作った麻婆豆腐。^^;

でも、うちうちで眺めてるだけでは買う意味が無いのかな。。。


今日も歩いた。
往復で40分ぐらい。
隣町の図書館まで歩きました。^^

陽気がいいせいか歩くのが苦になりません。

そのうち車を手離しても、通勤で少しでも歩けるように。。。





今のうちに少しでも乗れるように。。。


でも、知ったのが今でまだよかったと思う。。


口はわざわいのもと

2012-06-01 | 今の会社
今日の朝は秀クンが課長の現場の話をしながら調べ物をしていたので、「あれ?現場の担当が変わるんですか?^^」と言う質問をしてみたら、「そうじゃないよ」と言い、「課長はこれからハードになるから、いつでも自分がスタンバイできるように準備しておくんだよ。」と言う。

へーすごいなぁと思いながら聞いていると、課長も「これからたぶん大変なことになるよ。」と言い、秀クンも「そしてそのうちオレの所も回らなくなるなぁ・・なんせ人がいないから・・」と言う。

課長は「sakeさんも手伝ってよ(笑)」と言い、「朝現場に行ってお願いしますって言えばいいから。」と言うので「それだけで済むならやりますよぉ、でも全然分からない私が行ってもしょうがないじゃないですか。。><」と言うと、二人はアハハハ!と笑った。

「そう言う事は手伝えないけど、書類作りとかそういうのなら、私も手伝いますから何なりとどうぞ。(^^ゞ」と言うと、課長は「それじゃ」と言い、図面を50枚ほど持ってきて、「sakeさん、これに同じようにマーカーで色を塗ってよ。」と言う。

どんどんと積まれた図面を見ながら
「このマーカー、もしも違う色と間違えて塗ってしまったらどうなりますか?」
「そうすると、仕上がり材料が変わるんだよ。」
「えっ。((+_+))・・そんな責任重大な。。。」

50枚の図面をマーカーでじっくり見ながら色付けしつつ、またしても、ついうっかり言ってしもうた。。と気がつく私に遠くから課長は「ついでに寸法も同じように書いてくれると助かるなァ」と言うのであった。。。