津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

細川家史料 人名索引 掲載数№1は・・

2008-01-11 17:36:40 | 歴史
 「人名索引」は細川家史料全20巻のうち、10巻(第1巻は掲載無)までを完了した。文書に登場する名前が将軍から中津の町人まで、全てが網羅されているが、将軍家は別にすると、その数の多さに驚かされるのは「土井利勝」である。この数は並ではない。家光の数などはるかに凌いでいる。徳川三代に渡る彼の実力を考えると、細川家の利勝に対する関心や係わりは当然であろう。家康の落し子などともいわれているらしいが、その出自はハッキリしない叩き上げの出頭人といってよいであろう。徳川一族や主要大名の改易などに辣腕を振るっている。その数は又、利勝と細川家の関係が良好であった事を物語っている。忠興の神経質的な気配りや、忠利の心底からの幕府に対する思いが、のちの光尚歿後の六丸家督問題へよい影響を与えている。「統計」が歴史を教えてくれる。
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