亀の尾の みとりも山の 茂りかな
この句を綿孝輯録で見つけて、「あっ、これにそっくりの句がある」とぴんと来た。
さあそれがどこに有ったのかが分からないで、数時間俳句関係の本をチェックしているが見つけ出せないでいる。
「□□□□や 緑も山の 茂りかな」 だったように思うのだが・・・
「これを見つけ出したら凄いぞー」と思いながらも、疲れ果ててしまった。
もし見つけ出したら「見つけましたー」とご報告したい。・・さて見つかるか・・?
明治三十年夏目漱石は小天温泉(熊本県玉名市小天町)の、前田案山子の別荘に遊んでいる。後年ここでの出来事を題材にした著作が「草枕」である。前田家は小天の名士として知られ、案山子は第一回の衆議院議員になっている。案山子の三女が、中国の革命家孫文と共に辛亥革命に奔走した宮崎滔天に嫁いだ。その子供が龍介で、父親が留守勝ちであるため、彼は母の実家である前田家で学校に通い育っている。その龍介と柳原白蓮に関する新聞記事を見て、いたずら心で「略系図」を作ってみた。
柳原隆光----光愛---+--前光---+--義光(貴族院議員・この事件により辞職)
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| +--柳原(子)白蓮
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| | | 北小路資武---●
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| | 伊藤傳右衛門
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| 宮崎滔天---龍介---+--●香織(戦死)
| | ふきこ
| +--○蕗冬
| 一位局
+--愛子
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明治天皇-------大正天皇
白蓮と大正天皇とは、大正天皇生母一位局を通じていとこの間柄である。伊藤傳右衛門という夫ある身での龍介との激しい愛、そして子供の出産など「不良華族事件」として騒がれた。
柳原白蓮 ja.wikipedia.org/wiki/柳原白蓮
宮崎滔天 ja.wikipedia.org/wiki/宮崎滔天
宮崎兄弟資料館 www.city.arao.kumamoto.jp/miyazaki/index.html