ウィキペディアを見ると「花ゲリラ」とは、「土のある場所にゲリラ的に行われる花の種蒔き、苗植え等の行動またはそれを行っている人を指す」とある。そして「2006年にイギリスのゲリラ・ガーデニングがNHKによって紹介され・・」云々とある。
私がこの言葉を知ったのは相当古い。NHKの初代のお天気おじさん倉嶋厚氏のエッセイ「暮らしの気象学」にあった。(1984・11・22第1刷 株式会社草思社)当時東京では、紫色の花が可愛い花大根が急速に広がったと氏は記している。
私はこれ以前にいささか犯罪的意図をもって、人様の庭先の畑に菜の花の種を一つかみ蒔いた事がある。近所の川沿いの菜の花の乾燥したさやから採取したものだ。確信犯である。翌年見事な「菜の花畑」が出現、私の意に反しその家の主人は首を傾げながらも喜んでいた。失敗だ・・・
山あいの休耕地に、レンゲ畑やひまわり畑が突然出現して、観光客が押し寄せたりするという話をよくきく。「花ゲリラ」も又よきかなだが、私のような不心得は駄目ですぞ。