武家家傳-上林氏 www2.harimaya.com/sengoku/html/kanbaya.html
先祖附によるとその祖は上林加賀守とあり、宇治のお茶の代官職であったとされる。上林久重であろうか。掃部--徳順--峯順--峯順と続き初代半平へと至っている。分家があるが峯順から初代万蔵とある所を見ると、半平と万蔵は兄弟か。上林家の家紋とされる「三つ柏」が分家の方で「丸に三つ柏」紋として使われているが、両家とも家紋は「四つ目結」が表紋のようだ。
半平家は3000石家老等を勤めた名家であり、二代豊持は隠居を躊躇する綱利に諫言をしたことで知られる、三代豊章は細川新田支藩・三代藩主利恭の弟であり光尚とは叔父甥の関係である。
熊本市上林町に其の名を残す「上林氏」も、藩では茶に係わる仕事をして入る。こちらは「田邊籠城衆」で戦死した名誉の家だが、遡れば同族であろう。