津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

御恵贈御礼・日本エッセイストクラブ編 ’11年度ベストエッセイ集

2011-08-28 16:24:14 | 旦夕覺書

 畏友近藤健氏から’11年度ベストエッセイ集をお贈りいただいた。今年で29年目となるこのエッセイ集に、市井のエッセイストとして今回五度目の掲載となる快挙を達成された。

                               

 氏は赤穂義士・堀部弥兵衛の切腹の折介錯役を勤めた米良市右衛門のご子孫である。時代が下って米良亀雄なる人物が神風連の挙に参加、以降ご子孫は北海道に屯田兵として入植された。当然氏も北海道のご出身だが、大学時代を京都で過ごされ、就職されて以来ずっと東京にお住まいだった。今年初めに北海道に転勤された。ひょんな事でお付き合いが始まり、ご厚誼いただいている。そんな中でこの権威あるベストエッセイ集に五回も登場されたのだが、どの作品も氏の人柄があふれた温かみ溢れる佳作ばかりである。出版業界も荒波の中にあるらしく、残念ながらこの本も今回がお仕舞になるらしいが残念の極みではある。

  • 05年ベストエッセイ集・掲載・・「警視総監賞」
  • 06年ベストエッセイ集・掲載・・「昆布干しの夏」
  • 08年ベストエッセイ集・掲載・・「介錯人の末裔」
  • 09年ベストエッセイ集・掲載・・「増穂の小貝」
    ・ 11年ベストエッセイ集・掲載・・「風船の女の子」     
  • 私のサイトでも「 Coffee Break Essay 」 でご紹介している。
    ご一読をお勧めする。

    コメント (1)
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