毎度の事ながら、落札しようとは思いませんが、興味深いものですね~。ただいま1,000円、あと6日です。
江戸前期 『 寺社奉行 小笠原長矩 書簡 (2) 』 肉筆 古文書
三河国吉田藩二代藩主 小笠原山城守長矩が熊本藩家老 沢村宇右衛門へ宛てた書簡です。
小笠原家と細川家には姻戚関係があり、二代藩主 細川光尚の母は小笠原長矩の祖父 小笠
原秀政の娘であり、 また、姻戚のよしみといい、領国も境を交えている叔父の小笠原右近将
監忠真は、幼少の細川綱利のために国政の相談役を酒井忠勝に命じられたようです。
書簡の内容からも、両家の付き合いがうかがえます。 署名は初名の忠根(ただもと)です。
○ 小笠原長矩 1624~ 奏者番、寺社奉行。従五位下、山城守。
三河国吉田藩二代藩主。 母は多賀光定の娘、室は菅沼織部正定芳の娘。
○ 沢村宇右衛門友好 1604~1667
熊本藩家老、1万4千3百石。筆頭家老 松井康之の甥。 はじめ松井庄次郎、右近ついで宇
なる。五百石加増、島原陣の功により千石加増、寛永十七年若年寄となり、二千三百石加増、
都合四千三百石、のち一万四千三百石老中職、寛文五年六月辞任。同七年十月七日歿。
諡晴機院。