津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

地方なまり歌

2013-08-09 17:37:47 | 熊本

上妻文庫の「肥後諷刺文学」にある地方なまり歌である。三行は地元熊本の詞、その他は参勤の折にでも認めたものだろうか。
皆さん読めますか・・・・・

最近の「県民ショー」とかいうTV番組をみた奥方が、熊本弁ってふしぎよねーとのたまう。
よくよくきくと「右さん左さんあっちさんこっちさん」と方向に関することに「さん」がついているというのだ。なるほどと合点していると、どうやらこれは「右様左様あちら様こちら様」といった丁寧語からきているのだそうな。
これがもっと崩れると様が幼児語のちゃんになって、あっちゃんこっちゃんと変化する。

しかしながらこの諷刺文学を読むと、現在の熊本弁がすでにこの時代すっかり完成していることが判る。
こういう言葉がどのように成立したのか知りたいところだが、なかなか難題らしく研究される人もいないようだ。

松井家の城地・八代の言葉は熊本とは幾分違うし、支藩細川家の宇土に於いても若干違う。是も疑問である。 

コメント
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