津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

下河原の芝居小屋と刑場(2)

2013-08-06 15:14:54 | 史料

過日扱った「下河原の芝居小屋と刑場」の詳細図である。上部が寺町、下部が白川の流れである。左(西)右(東)に芝居小屋が見える。
その中央に幅25~27間・長さ40間、1,000坪強の広さを有する刑場がある。他の資料によるとこの図は火刑のものであるようだ。
執行にあたっては検使二名が出座、幕を張り、鎗を三本立て、立ったままであったらしい。歩御小姓・十人横目・小頭  その他総勢45人ほどが出役している。後には検使役は床几に座るようになるが、その顛末は後にご紹介する。

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悪戦苦闘中

2013-08-06 07:51:35 | 熊本史談会

 今月の史談会の資料つくりの為に悪戦苦闘している。今回は上妻文庫の中の「肥後風刺文学」を取り上げたいと思い、大量のコピーをとってきた。
なかでも「落書(らくしょ)」について御話しようと思っていたのだが、これがどうも資料に成りえない。というのは殆どが誹謗中傷のものであり、よくぞこのような物が書き残されたものだと驚かされる。藩政のトップにある人達が俎上に載せられている。また戦場で障害者と成られた人達を笑うようなものもあり、「落書」を取り上げるのは困難な状態となった。あわてふためき方向転換して純粋な「風刺文学」に切り替え中である。読み下しも必要であり、あと10日ばかりで準備ができるのか焦るばかりである。 

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