夏のすずみは両国の 出船・入船・屋形(?)船
あがる(のぼる?)りゅうせい(?) ■■■■■ 玉屋がとりもつ縁かいな・・・・・・・
7年数か月前のブログ(2006-04-21 00:21:50)に、20歳ほど年上の亡くなった友人の事を書いた。
ある意味私の酒のお師匠さんだが、なかなかの粋人であった。上の歌は、その人が歌ったもののひとつだがこれだけは奇妙に歌詞だけ(歯欠け状態だが)を覚えている。(覚えている内には入らないか・・) 「花火を見ながらの逢瀬のうただなー」と解説を請けた記憶がある。
節(メロディー)なぞは全く覚えていないし、どういう部類の歌なのかも判らない。
昨晩も遠く花火の音が聞こえていたが、久しぶりの雨の中でしばらくすると途絶えてしまった。
ベランダに出てその行方をさがしてみたがビルの影でもあったのか判らない。すると突然この歌詞が思い出されたのである。
軍(進駐軍かもしれない)から払い下げの、毛布みたいな生地でつくったというオーダーの背広を着たその人の冬の姿を強烈に覚えているが、夏はと云えばありきたりの浴衣ながら角帯を締めた姿が粋であった。
幼くして父親と死別した私は、このひとに父親像を見ていたのかもしれない。