ガラシャ夫人御生害の折殉死した河喜多石見家の枝葉は大きく広がっている。今回は嫡家・烈蔵家をとりあげて見る。
＋--河北五左衛門
｜ 明智家中小笠原甚左衛門誅伐仕手・討死
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｜ ＋--平十郎
｜ ｜ 父・石見死亡時勘気、後五百石、病死跡断絶
｜ ｜
｜ ｜ ＋--瀬兵衛---五郎左衛門 知行召上断絶
ガラシャ夫人殉死 ｜ 妙見龍王城預 ｜ ｜
河北石見---＋---藤平（石見）---＋--五郎左衛門---＋--助兵衛 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→（列蔵家）
｜ 飯河豊前誅伐仕手・討死 ｜
｜ ｜ ＋--次左衛門 病死
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｜ ｜ ＋--吉兵衛 病死
｜ ｜ ｜
｜ ｜ ＋--勘左衛門 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→（助三郎家）
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｜ ｜ ＋--角左衛門 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→（一二家）
｜ ＋--某
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｜ ＋--源之進・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→（和学家）
｜ （父）石見相果候砌出生仕候
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＋--甚吉（嘉兵衛）・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・→（治部右衛門家）
細川休無忠隆家臣（誕生時より慶長八年迄）その後豊前にて召出
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貮百石 河喜多烈蔵
一、先祖河北石見儀丹波國之者ニ而明智日向守殿江
相勤居申候處御息女 秀林院様於青龍寺
御婚禮之節御附被仰付 御家ニ罷越申候
御知行千石被為拝領御奉公相勤申候
三齋様関ヶ原御陳之節大坂玉造御屋敷江
秀林院様被成御座候付御附被成御留守
相勤居申候處慶長五年七月右於御屋敷
御自害被成候付右石見儀殉死仕候 石見
嫡子河北藤兵衛儀日向守殿江相勤居申候處ニ
没落以後丹後江罷越申候處各別御知行
三百石被為拝領小田原高麗陳江茂御供仕候
同六年亡父跡目被為拝領石見と相改申候
豊前妙見龍王之御城飯河豊前右石見
両人江御預被成候此節河北之文字河喜多と
相改可申旨被仰付候右飯河豊前儀御誅伐
之節石見ニ被仰付討果申候然處右豊前家来
石見を僅偶切害仕相果申候
一、高祖父河喜多五郎左衛門儀右石見二男ニ而御座候
兄河喜多平十郎一同御知行貮百石充被為拝領候
親石見相果候節は右平十郎蒙御勘気居
申候付石見跡目右五郎右衛門江被為拝領候其後
平十郎儀御勘気被成御免候ニ付五郎右衛門方ゟ
奉願候処五百石充被為拝領相勤居申候處
平十郎儀病死仕名跡無御座断絶仕候右
五郎右衛門儀相勤居申候處
妙解院様御代寛永九年當御國江
御入之節御供仕罷越申候御町奉行被仰付
其後御奉行役被仰付相勤申候有馬御陳
之節御供奉願候得共御留守右之御役儀
相勤候様ニと被仰付罷越不申候御帰陳之上
御留守中無懈怠御陳所江之御用等無支
相勤申候旨ニ而為御褒美御加増三百石被為
拝領相勤居申候
妙應院様御代承應元年右五郎右衛門子共
歳長シ申候ニ付御奉公相勤せ申度奉存候得共
大勢之儀ニ御座候付而御暇奉願候處被對
先祖可被召出旨ニ而二男河喜多助兵衛・三男同
次左衛門・四男同右兵衛・五男同勘右衛門・六男同
角左衛門右五人江御知行貮百石充被為拝領
何連も御番方ニ被召加候去後右次左衛門・右兵衛
儀は病死仕候名跡無御座断絶仕候右五郎右衛門儀
万治二年九月病死仕候嫡子河喜多瀬兵衛ニ
跡目御知行八百石被為拝領御側御弓頭ニ被
仰付相勤申居候処同三年四月病死仕候右瀬兵衛
嫡子河喜多五郎右衛門ニ跡目無相違被為拝領
御長柄頭御中小姓頭とも相勤申候其以後
御小姓頭被仰付江戸御供ニ罷越申候處ニ
様子御座候而被差下御知行家屋敷被召上断絶
仕候
一、高祖父河喜多助兵衛儀右五郎右衛門二男ニ而御座候
妙解院様御代御児小姓ニ被召仕候
妙應院様御代兄弟一同ニ御知行被為拝領御番方
被召加組並之御奉公江戸詰とも仕万治二年
七月病死仕候
（以下略）
