津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■日本のいちばん長い日

2015-08-15 09:05:28 | 書籍・読書
決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)
 
         文藝春秋

 

映画「日本のいちばん長い日」が評判のようだ。今回は阿南陸相を名優・役所広司、又昭和天皇を本木雅広が演じている。

この時期に成ると必ず手にするのが、原作となった「日本のいちばん長い日」である。私が持っているのは大宅壮一編の昭和55年の第16版である。
初版は48年5月だが私はかなり早い段階で購入して精読した。なぜだかこの本を持ち歩いていて飲み屋で紛失した。
まさにひんしゅくものである。そこで又16版を購入している。
現在この本は、平成7年からは半藤一利氏の著として発行されているが、それ以前の大宅壮一編というのは著名な彼の名前を拝借したというのが本当の事らしい。

8月14日の正午から15日の正午までの24時間を時系列で詳細に書かれているが、時間を刻んでの記述が緊張感をいやがうえにも感じさせる。
映画と共に若い人たちにぜひとも読んでいただきたいと思う。そして戦争の愚かさを自らの想いとして確固たるものにし、子や孫の時代まで末永く平和な日本が続くことを願いたいものである。大変危うさを感じさせる昨今の政治情勢にも大いに注目しなければならない。

                                                              

コメント
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