お贈りいただいた佐藤誠氏は近世史家にして赤穂義士に関する研究をされている。長いお付き合いをいただいているが、今回所属されている「草志会」の年報として出版された「隣人・第28号」を御恵贈いただいた。有り難く御礼申し上げる。尚「隣人」の「隣」の字は旧字で表示が出来ないことをお断り申上
げる。
今回取り上げられたのは、赤穂義士のリアルな画を数多く書き残された画家・長安雅山を取り上げられている。
氏のあくなき探究心はこのようなところまでに及び、雅山に関する伝記やその他関係資料を読み解き、素晴らしい論考となっている。
いつもながらの氏の真摯な取り組みに教えられる処が多い。
赤穂義士の討ち入りの様がどのようなものであったのか、雅山の努力によって我々は真実に近い情報を得ることが出来る。