津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川家による横綱仮免許状の授与

2017-01-24 10:35:13 | 徒然

 昨日相撲の神様熊本の吉田家について少々触れた。何しろ遠隔地であることがネックとなって、相撲協会が細川家での仮授与はできないかと申入れてきたとされる。
細川護立公の二女雅子様(伯爵・寺島宗従夫人)の御著「梅鉢草-思いつくまま」によると、昭和10年5月武蔵川が明治神宮奉納に際して事前に「仮に」でもということであったらしい。当然のことながら後には熊本へ出向いて吉田家から「本」免許を受けたのだろう。
これが慣例となり昭和22年の前田山迄続いたとされる。

記録によると7人の横綱が細川家で仮免状を受けていることが判る。 

33 武蔵山 神奈川県 出羽海 1935年 5月 25歳 1939年 5月 29歳  8場所
34 男女ノ川 茨城県 高 砂 1936年 1月 32歳 1942年 3月 38歳 12場所
35 双葉山 大分県 双葉山 1937年 5月 25歳 1945年 9月 33歳 17場所
36 羽黒山 新潟県 立 浪 1941年 5月 26歳 1953年 9月 38歳 30場所
37 安芸ノ海 広島県 出羽海  1942年 5月 28歳 1946年 9月 32歳  8場所
38 照 国 秋田県 伊勢ヶ浜 1942年 5月 23歳 1953年 1月 34歳 25場所
39 前田山 愛媛県 高 砂 1947年 6月 33歳 1949年 9月 35歳  6場所

相撲協会の目の付け所には恐れ入るが、旧藩主家の御威光にも恐れ入るばかりである。

コメント
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