津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■下六嘉・仏誓寺行き

2017-06-12 17:35:58 | 徒然

 今日は私の歴史勉強の大恩人、Dr・高田先生の三回忌にあたる。熊本史談会の若い友人N君の誘いを受けお墓参りに出かける。
お寺からは数百メートル離れたところに墓地があり、一番奥まったところにある先生のお墓(寄せ墓)にお詣りする。

その後菩提寺の仏誓寺をおたずねする。有名な水泳選手・田中聡子さんを生んだ天然プールがある水の豊かな場所である。寺の下湧水を目の前にして十数段の石段がある。歩を進めるにつれ次第に本堂の姿が目に飛び込んでくるが、一番に目に入ったのが、本堂の幅いっぱいに設えられた「鏝絵」である。あとでお聞きしたところ江戸初期の創建で、この「鏝絵」は日本最古のものであろうといわれているらしい。
10年ほど前に吹き替えられたという屋根は、熊本城にもかかわった瓦職人による本葺の見事なものである。
ご住職によると大永年間銘の石塔があるというお話で、拝見させていただいたがそこまでさかのぼる由緒あるお寺であると推測される。
残念ながら今回の地震で、本堂に傾きがでている。外壁の漆喰が剥落、内壁にも被害が見受けられる。
修復に膨大な資金を必要とするのだろう。心が痛む。

その他ご住職の深い御縁の画家・彫刻家で有名なIK様の膨大な作品を拝見、またご実家が細川家臣K家だとお聞きしてびっくり。
私は今そのK家のことを調べていることをお話しし、大盛り上がりしてしまった。

まさに高田先生のお導きといった一日であった。感謝・合掌。

仏誓寺様が直接発信されているものではなさそうだが、「仏誓寺」というサイトがあるのでご紹介申し上げる。

 

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