津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■奥方へのプレゼント

2020-07-16 11:44:54 | 徒然

 うちの奥方は数年前腎盂炎で緊急入院した時、食事制限などがあって数キロやせた。
しかし一月ほどの入院の後しばらくして、元の木阿弥になってしまった。この人は私以上の病院嫌いである。
血圧が相当高いから、その筋の先輩として病院に行くように勧めるが頑として受け付けない。
食事に気を付け、家の中でいろいろ工夫して身体を動かしている。最近血圧の値が少し落ちていばっている。
そしてその一端として剣玉をしたいと言い出した。

                                                                             

 今日散歩の途中、購入したいものがあってホームセンターに寄り道した。
「可変式ソケット」を買いたかったが、店頭にはない。本棚を買いたいなと思い下見などする。
ウロウロしていると玩具のコーナーがあって「剣玉」を売っている。これを土産に帰宅。
奥方は剣玉を一度もしたことがなくて、どうやってするのかもご存知ない。昔取った杵柄で教えようとするが旨くいかない。
「まあこんな具合だな」と御茶を濁す。
「剣玉」をやると、体幹も鍛えられ足腰に良いと聞いたらしい。何かTVの情報だろう。
奥方に又入院でもされたら食事・洗濯で一苦労せねばならぬから、大いに健康でいてほしいというのは、まぎれもない私の本音である。
ウン、良いプレゼントをして少々点数を稼いだ。


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■文久三年「恕斎日録」(13)

2020-07-16 08:34:11 | 恕斎日録

88
  十六日 今日帰府候事
    廣町原田代津次宅昼休 同所より饗應之事 帰着直ニ
    荒木氏ニ立寄 右獲物莵一ッ贈る 帰宅之上 吉広             奉行・荒木甚四郎宅
    力童莵案内いたし 千右衛門殿へも相身莵振舞候事          千右衛門=中村庄右衛門室・茂世の父
      荒木氏ハ野屋敷へ被参留守也
  十七日 今日より出勤之事 妙解寺参拝
  十八日 今日出勤之上 荒木氏へ前文南関ニ而佐分利
    又兵衛出会 手配等申付 且佐分利より承候三ヶ条
    之咄承り候処、矢張同様之噂ニ而 若薩州を異人よ
89
    り責候節 脇方より加勢居いたし候ハヽ 相手ニ取可
    申候 此方へ印を立置候ハヽ 壱切手差不申候段
    申候由也 併御隣国を見殺ニしてハ不相済候に付
    御加勢ニ而も不被差越候との噂 且中国其外国々
    惣而戦争之用意専なり 御上下御行列も惣而 股引
    半切ニ而 剱付鉄炮を負候而 頭立候者ハ馬立之上
    茶屋等ニ立寄候者ハ壱人も無之 甚厳重之御手當
    之由候へ共 御国斗リハウツトリト入居候事ハ 不
    相済候 第一西洋筒一向ニ無之 有合分茂 用立候品
    ハ少 只々ジタンダを踏候得とも 行れ不申 其上
90
    師役より西洋流を嫌 行れかね可歎次第ニ存候との
    事
  十九日
  廿日 公参 湧泉庵参拝  当月四日 将軍様御上洛            湧泉庵=中村家墓地・熊本市島崎町
    同七日 御参内 同十一日下賀茂 行幸 将
    軍様御先乗 太守様・因州様・佐竹様御供奉之段御封
    来有之候事
  廿一日
  廿ニ日 今日より武藝試業 坂下江出在之事 今朝早朝
    より出立 直ニ坂下角場ニ而 内田・坂下炮術試業
91
  廿三日 坂下・小田炮術見分 七前より雨ふり、荒尾諸藝見分、小田炮術残る
  廿四日 朝 小田炮術見分 坂下諸藝見分
  廿五日 小田諸藝見分 半相済候處ニ而 昼比より帰府候事 今朝岩崎ゟ急帰府いたし候様申来
    今朝 鶏鳴比岩崎より早打之継書着、書状回答左之通           岩崎物部・前任者、現飽田郡代
    ‐前文略‐  今日荒木氏八鼓後 自宅へ被呼候
    而 別紙写之通 書付被相渡候 諸国一統御軍備筋
    手當ニ相成候所 御国者是迠左程之儀も無之 薩州
    江者もしや夷船数十艘も参候よし 風評もいたし
    早晩 何時戦争さし起り哉も難斗世の中ニ相成候
    間 書付之通 一刻も急取調 相達候様との事ニ御
92
    座候 近比 大義之事ニ付一通リ御目者被容被成
    御帰府候ハヽ無此上候 委細ハ筆紙に認得不申 御
    帰府を奉待居申候 御惣庄屋共にも筆談ニ而は貫かね可
    申候間 今日より御同役衆より呼出を付置申候
       以下略
      三月廿四日      岩崎
          中村様
     尚申 惣躰動静など肥前小倉邊迠之処 可成急々
     外聞差出候様との儀も荒木氏江申聞候 以下略
    
    

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■細川小倉藩(291)寛永五年・日帳(五月六日)

2020-07-16 06:38:15 | 細川小倉藩

                      (寛永五年五月)六日 

         |              
         |    六日         
         |
大坂ヨリ下ル音信 |一、大坂ゟ御船頭中村太兵衛罷下候ニ持下候状数
物        |
         |     (米田是季・小笠原長元・沼田延之・志水元五)
 大坂城普請役四 | 一、大坂四頭ノ御普請奉行ノ衆ゟノ言上一箱、
 人ノ書状    |
         |    (秀成)
         | 一、生嶋玄番所ゟ上ヶ被申文箱一つ、
         |    (忠重)  (勝之)                       (三淵之直)
 松平忠重佐久間 | 一、松平大膳殿・佐久間大膳殿ゟへ御音信被成ニ付、御返書之由ニ而下候、何も左膳殿を以上ヶ申
 勝之ヨリ返書  |   候事、         〃
         |   (国遠)        (ママ)         (喜左衛門)
         | 一、道倫ゟ被申上せ候薄三千枚下候、則金子ニ相尋ね、可被払由、申渡候事、
         |                     (深野)  (加藤)  (栗野)
 小判壱歩金   | 一、金小判五十両・壱歩五十粒下候、是も二郎右衛門・新兵衛・伝介ニ相尋、さしつ次第ニ可被払
         |   由、申渡候事、
 材木      | 一、御材木も下候、御材木奉行ニ渡可被申由、申渡候事、
         | 一、我々共へ状数多下候、
         |                (林)   (河田)
 杉檜ノ相場付  | 一、杉・檜ノ双場付も下候、是ハ弥五左衛門・八右衛門ニ渡し可申也、
 米大豆ノ相場付 | 一、材木ノ双米・大豆ノ双場付も下候を、金子・中神へ渡候事、
         |   〃〃〃〃
 袴       | 一、京ゟ御袴三下、箱ニ入下候を、吉山熊介ニ相渡候事、
         |                (仁左衛門)
 空穂ノ緒    | 一、御うつほの緒事五拾弐筋下候、安場へ渡ス、
         |         〃
 鯖       | 一、井上源三郎ゟさば一箱進上候事、
         |        (穂)   (正慶)
 空穂      | 一、御うつほ弐ほ下候、加々山権左衛門に渡ス、
         |   右之物共それ/\相渡候事、
船ノ炬燵     |一、御船ニ在之こたつをいつそや御用ニ付、奥へ被 召寄候を、手嶋作兵衛取ニ参候、則奥へ申候而
         |  出候を、作兵衛ニ渡候事、
         |              (宇佐)
善光寺厄除札ノ書 |一、去年為御厄違いノ御祈念、善光寺札被差上候ニ付、被成 御書候、則御郡奉行三人ニ渡候事、
         |         (ママ)
狂言師      |一、肥後ゟ参候狂言仕被 召出、御前ニて狂言仕候事、
         |                (ママ)
宗珠院      |一、京ノそうしゅいん殿ゟ、舟橋殿御嫏子ニしふかみつゝミ壱つ参候、則黒瀬九郎右衛門ニ渡候事、
駕ノ布団ノぱんや |一、御乗物ふとんニ入在はんやを出し、御たての内ニ御入被成候、右ノふとんのすぬい壱つ、生嶋
         |  兵三郎ニ相渡候事、
         |                                     (ママ)
屏風ノ金物ヲ錺屋 |一、横田権佐与広吉半右衛門、御屏風ノかな物奉行申付候、かさりや屋兵衛かな物御仕候也、
ニ作ラシム    |
         |一、宮成掃ア儀、中川内膳様ゟ宇佐宮へ御初尾銀被成御上候を、 三斎様ゟ掃アに拝了可仕旨被 仰
三斎宮成掃部ニ命 |  出候、就夫、以来共中川殿を掃ア檀那ニ可仕候、則 三斎様ゟも内膳殿へ可被 仰進ノ候、然
ジテ中川久盛ヲ檀 |  上ハ内膳殿へ急度御礼ニ可参旨、 三斎様被成 御意ニ付、 忠利様へ此段申上、得 御諚申候
那トシ武田へ礼ニ |  処ニ、可参旨被 仰出、則掃アニ申渡す候事、  
赴カシム     |

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