Jazz at Lincoln Centerからブロードウェイをてくてく北上、45分くらい歩いて、Smokeに到着した(予約した22時半のステージまで時間があったのだ)。ちょうどセカンドステージが終わるところで、バーカウンターに座った。
レコードまで出している
Jeremy Pelt (tp)
Simona Premazzi (p)
Ben Allison (b)
Billy Drummond (ds)
Vicor Lewis (ds)
それにしても、ジェレミー・ペルトの体格は凄い。堂々たる体躯から、文字通りギラギラのトランペットを鳴らし切った音が次々に出てくる。これがひとつのジャズ・トランペットの理想だろうなと思ってしまった。
しかも、ヴィクター・ルイスにビリー・ドラモンドという豪華ツインドラムス。ふたりの発する複雑なパルスの中を、ジェレミーはまったく音負けせずに吹きまくる。このくらいのパワープレイであれば、確かに、相手を増やしたほうがよいのかもしれない。
ステージの最後のころに、さっきの演奏を終えたばかりのエディ・ヘンダーソンが遊びに来ていた(!)。ジェレミーはエディと並んで吹きたかったようだが、エディが固辞していた。対照的なプレイをもし聴けたら面白かったのに。
ジェレミーはこの9月に新作を吹き込み、来年に出すそうである。
ジェレミー・ペルト
ビリー・ドラモンド
ヴィクター・ルイス
手持ちのCDに、エディ・ヘンダーソンのサインをいただいた。ローラン・ド・ウィルドに15年以上前に書いてもらった下に。
●参照
ジェレミー・ペルト『Men of Honor』http://blog.goo.ne.jp/sightsong/e/be38412a819acaa433dcc77536f3de4e