ジャズ・インコーポレイテッド『Live at Smalls』(Smalls Live、2010年)を聴く。
Jeremy Pelt (tp)
Louis Hayes (ds)
Anthony Wonsey (p)
Dezron Douglas (b)
「ジャズ」を堂々と掲げているだけあって、確立されたジャズという制度の中で、「ハードバップがすべて」だと言わんばかりの熱演。アンソニー・ウォンジーのピアノは正統そのものだし、ルイ・ヘイズの嵐を起こさんとする勢いもいつも通り。ジェレミー・ペルトはその文脈のなかで気持ちよく吹きまくっている。
もちろんシニカルに言うつもりはない。聴いていると、こちらも「ハードバップがすべて」だという気持ちになってくる。NYのSmallsという小さなハコならではのこもった音が響くのも嬉しい限りである。
●参照
ジェレミー・ペルト『Tales, Musings and other Reveries』
ジェレミー・ペルト@SMOKE
ジェレミー・ペルト『Men of Honor』
ルイ・ヘイズ@COTTON CLUB
ルイ・ヘイズ『Dreamin' of Cannonball』
ルイ・ヘイズ『Return of the Jazz Communicators』
ルイ・ヘイズ『Dreamin' of Cannonball』
ルイ・ヘイズ『The Real Thing』
フレディ・ハバード『Without a Song: Live in Europe 1969』