パット・メセニーのDVD『at Marciac Festival』(2003年)を観る。
Pat Metheny (g)
Christian McBride (b)
Antonio Sanchez (ds)
目当てはアントニオ・サンチェスのドラムス。サンチェスはこのとき30を超えたばかりで、メセニーとの活動を始めてまだ間がない(映像のなかで、メセニーが、「クリスチャンが、この世代ではピカいちだと言って推してくれた」と発言)。実際に力強くキレている。だが、ここではまだ「ひとりEXILE」ぶりまでは見ることができない。
むしろ、クリスチャン・マクブライドの手堅いサポートと(特にデュオ「Cinema Paradiso」)、自分の繰り出す高速フレーズで燃え上がってきて昇天する昔からのメセニー(特に「Question and Answer」)を堪能できたので、よしとする。ああ、「Question and Answer」といえば、結局、来日したロイ・ヘインズを観に行かなかったな。
●参照
パット・メセニーとチャーリー・ヘイデンのデュオの映像『Montreal 2005』
アントニオ・サンチェス@COTTON CLUB
アレハンドロ・G・イニャリトゥ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』