西麻布の妙善寺に足を運んで、ノルウェーに帰国する前日のアーレン・アルバートセンのライヴを観る。(池田さん、ありがとうございます。)
Erlend Albertsen (b)
and monks (chant, perc)
それにしても六本木の駅近くにお寺があるとは知らなかった。スマホを片手に歩いていくと、確かにビルとビルの間に入り口があった。
アーレン・アルバートセンさんは長い日本滞在の間に「アライさん」という日本名を得てしまっていた。ウォーン・マーシュを思わせるクールジャズのテナー吹き、ジミー・ハルペリンのライヴにも参加している。それには残念ながら行けなかったこともあって(ハルペリンが最近亡くなったドミニク・デュヴァルと組んだモンク集やコルトレーン集は悪くないのだ)、最終日になんとかかれのプレイを観ることができたのは幸運だった。
お寺の本堂。住職さんらふたりが「南無妙法蓮華経」と唱える中で、アーレンが柔らかい音色のベースを爪弾き、弓で弾く。それは本当に驚くほどお経とマッチしており、静かなノリさえも発生していた。太鼓も祈祷もそうだった(これでわたしも健康になる)。いや、静かに驚いた。いいものをみせていただいた。
終わったあと、フレンドリーなひとたちとアーレンの送別会(?)。アーレンはノルウェー在住だということもあって、メテ・ラスムセンやアイヴィン・オプスヴィークらの話をした。かれは、オプスヴィークのグループOverseasで吹いているトニー・マラビーが好きだということで意気投合。
Fuji X-E2, XF35mmF1.4, XF60mmF2.4