LAMA+ヨアヒム・バーデンホルスト『Metamorphosis』(clean feed、2016年)を聴く。
Joachim Badenhorst (cl, bcl)
Susana Santos Silva (tp)
Gonçalo Almeida (b, key, effects, loops)
Greg Smith (ds, electronics)
この演奏を何度聴いても、不思議なアンサンブルの世界に包まれて、いつ何があったやらという気分にさせられる。
ヨアヒム・バーデンホルストは自分の演奏や音の個性で前面に出てくることはあまりない。むしろサウンド全体に貢献し、サウンドを社会のようなイメージにする。その意味での個性が独特なものであり、素晴らしい音楽家だと思っている。
ここでもクラやバスクラは、太くて手触りのよい糸で織物を作り上げていくように、トランペットと絡みあい、サウンド全体の中に出たり消えたりしている。
●ヨアヒム・バーデンホルスト
Spontaneous Ensemble vol.7@東北沢OTOOTO(2017年)
ハン・ベニンク『Adelante』(2016年)
安田芙充央『Erik Satie / Musique D'Entracte』(2016年)
カラテ・ウリオ・オーケストラ『Garlic & Jazz』(JazzTokyo)(2015年)
カラテ・ウリオ・オーケストラ『Ljubljana』(2015年)
パスカル・ニゲンケンペル『Talking Trash』(2014年)
ハン・ベニンク『Parken』(2009年)